秋晴れの箱根~富士五湖(内四湖)をサイクリング
●序文
2020年11月21日、天候晴れ。小田原から箱根-富士五湖(内4湖)を経由で下部温泉までサイクリングした。
当日は穏やかな秋晴れで、富士五湖周辺の紅葉は見頃だった。
●経路・行程概説
[諸表]
- 経路総長:138km
- 累積登坂:2,155m
[道路名称]
- スタート:JR小田原駅
- 県道732号~箱根・芦ノ湖
- 県道75号~仙石原
- 県道736号~長尾峠
- 県道401/国道138号~山中湖
- 国道138号他~河口湖
- 県道21号~西湖
- 国道139号~本栖湖
- 国道300号~下部温泉
- ゴール:JR下部温泉駅
●行程記録
●小田原スタート
始発の電車で輪行。小田原からスタート。
●国道1号を回避して県道732号へ
紅葉シーズンで国道は混んでいるため、交通量の少ない県道で箱根へ向かった。
●県道732号で箱根・芦ノ湖へ
国道1号よりも勾配がきつい県道732号。のんびり進む。道中の木々は見事に紅葉していた。
県道732号のピークを越えて芦ノ湖に到着。
晩秋の高原はそこそこ涼しい。
●芦ノ湖からススキ草原広がる仙石原へ
箱根ジオパークのビジターセンターで休憩。フィールドスコープで野鳥を見た後、仙石原へ向かった。
ここ仙石原は、約3000年前に噴火した火山火砕流の土砂で作られたという。
かつては千穀原とも呼ばれ、米の豊作地に見込まれたという。
ススキもイネ科だから古人の予想はだいたい合ってる。
●仙石原から長尾峠へ
箱根から先は長尾峠を越えて静岡県へ向かった。長尾峠手前からは今さっき走った道が良く見える。
長尾峠に到着。
遠くに見える芦ノ湖を見て小休憩。
長尾峠石碑の先はトンネルを抜けて静岡に入る。
●富士山を見ながら須走へ
静岡に入るとOffice97のイルカの如く、視界のどこかに富士山が入る。富士の高嶺には雲や看板が架かる。
道の駅”すばしり”に到着。
おいしい湧き水をボトルに補充。次は山梨県へ行こう。
●籠坂峠を越えて山中湖へ
御殿場~籠坂峠の道中は交通量多く、面白みがないので写真は無し。富士五湖の山中湖湖畔を行く。
国道と整備された木道をゆったりサイクリング。
●山中湖から河口湖へ
陽が傾いてきた頃、河口湖に到着。真南に富士山が見える。
シンプルな形だが日本人には遺伝子レベルで馴染みのあるデザイン。
雲一つない秋晴れ。サイクリングにうってつけの日。
湖畔沿いの楓は見事な紅葉。
写真を撮ってるうちに陽が傾いた。精進湖はスキップしよう。
●西湖で赤富士を見る
西湖の手前でミスコースして河口湖を一周しかけたがすぐに復帰。西湖の展望スポットでは赤富士が見えた。
写真は自分の目で見た感じに寄せている。この日は凱風快晴のような鮮やかさは出なかった。
●秋の日は釣瓶落とし。日没後の本栖湖を行く
西湖を出発した時点で薄暮、本栖湖手前で夜の帳が下りた。すっかり暗くなったので月と自転車をツーショット。
ところで”秋の日は釣瓶落とし”というが、
これは日照時間の長い夏から秋に移る際に生じる感覚的な物らしい。
実際、薄暮時間は秋も冬も同等なので、冬の日も釣瓶落としと言えるはず。
諺に倣うと電車で、準急(春)→鈍行(夏)→急行(秋)→急行(冬)の順に乗れば、
急行(秋)が一番早く感じるという事かな?今度中央線で試してみよう。
しかし常々思うが、中央線の運行種類って分かりにくすぎないか?
ホームで「快速・通勤快速・中央特快・青梅特快・通勤特快・特急」を見ると、
だからどれが速いんだよ!ってなる。というか”普通”は無いの?
●下部温泉駅でゴール
本栖湖で星空撮影をした後は下部温泉駅まで淡々と移動した。
この日は下部温泉で終了。甲府方面へ輪行で移動した。
●跋文
今回は小田原から箱根・富士四湖を経由して下部温泉まで走った。
主な峠は箱根峠、長尾峠、籠坂峠の三つだが他にもアップダウンがあった。
けっこう疲れたが始終秋晴れで紅葉と富士山を存分に眺められたので満足。
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