日光から霧降高原、湯西川温泉へ行く。
●序文
2019年12月15日、天候晴れ。日光から霧降高原を経由して湯西川温泉へサイクリング。
霧降高原は日光の北部に広がる標高1,000m以上の高原。
湯西川温泉は霧降から更に北西、湯西川沿いの山奥にある。
●経路・行程概説
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- スタート:東部線 下今市駅
- 県道247号~霧降大橋
- 県道169号~霧降高原
- 県道23号~川治
- 国道121号~東武線 湯西川♨駅
- 県道249号~湯西川温泉
- ゴール:東武線 湯西川♨駅 -------------------------
- 経路総長:75km
- 累積登坂:2,343m(ルートラボ値) =============================
●東部日光線 下今市駅スタート
当日は下今市駅から出発。今回のサイクリングはアラヤMFBのテスト走を兼ねる。
シマノGRXでフロントシングルにした。
すでにカッコよくて文句ない。
●大谷川&日光線沿いに霧降大橋へ
下今市から霧降高原の入り口、霧降大橋まで移動。
●県道169号線:霧降高原へ登坂開始
霧降大橋を越えると高原への登りが始まる。序盤から8%くらいの坂が続く。
高原の最高点は約1,400m。
中盤、標高750mの分岐で霧降の滝展望台に寄り道。
●望遠レンズで見る霧降の滝
遊歩道を5分ほど歩くと展望台に着く。冬は枯れ木で景色が寂しいので滝をクローズアップ撮影。
天然ドライフラワー
被写界深度の浅い望遠レンズは面白い。
●県道169号線へ復帰、霧降高原へ登る
10分くらい滝を見物して移動再開。フロントシングルにしたアラヤMFB。
前40-後42Tなら急坂も難なくこなせる。
チェーンラインも思った以上にたすき掛けにならない。
●標高1,335m 霧降高原レストハウスで昼食
正午に霧降高原のレストハウスに到着。食堂でカレーを食べて天空遊歩道を歩くことにした。
レストハウス周辺はキスゲ平と呼ばれる。
日光女峰山の登山口まで1,445段の階段がある。
食後の運動に天空回廊(1,445階段)を登る
天空回廊の頂上からは関東平野がよく見える。今日は快晴なので登ることにした。
序盤から中盤までは比較的なだらかな階段。
中盤~終盤は直登の階段
登り口から15分で天空回廊の展望台に着いた。
●標高1,582m 小丸山展望台からの眺め
展望台から下を見ると霧降高原レストハウス
後ろには女峰山の山塊。
関東平野を眺めながら回廊を下る。
空気が澄んでいればスカイツリーまで見える。
●標高1,440m 霧降道路の最高点
レストハウスからさらに県道169号を進むと道路最高点。駐車場からの眺め。
●霧降高原を下って大笹牧場へ
霧降高原を北側に下って大笹牧場へ行く。12月だとけっこう寒いので防寒具を着てダウンヒル。
大笹牧場レストハウスで自販機休憩。
車の観光客はすごい寒そうにしていた。
それを見て自分も寒いと改めて感じた。
無意識ってすごいな。
●大笹牧場から鬼怒川沿いに湯西川温泉へ
日が傾き始めたので牧場から湯西川までは淡々と進んだ。国道121号、湯西川温泉の分岐。
ここを左に曲がれば10㎞弱で温泉街に至る。
●平家落人の村、湯西川へ
湯西川は平家の落人が流れ着いた村だという。焚火をしない、端午の節句に鯉幟を出さないなど、
目立つ行いは一切しない習わしがあるとか。
国道121号から湯西川への道はトンネルの連続だった。
昔はトンネル無しで、いくつもの山を越えなければ行けない。
道中は「この先に温泉街なんてあるのか?」と思うほど何もなかった。
落人狩りを逃れる苦労がなんとなくわかる。
温泉街に出ると普通の市街地が広がっていて感動した。
コンビニはないけど商店は一通りあるので普通に暮らせる。
●湯西川温泉 "水の里"で暖気
日没間際だったので観光街は軒並み閉店時間。せめて温泉にだけは浸かっていくことにした。
水の郷という温泉街の入り口にある温泉施設。
アルカリ系の肌が滑らかに溶けるような良い湯だった。
●東武線、湯西川温泉駅から輪行ゴール
湯上り後、東武線の湯西川駅まで引き返した。ヘッドライトの残量が微妙だったので同駅から輪行決定。
しかし、駅前に着いてもホーム・鉄道が見当たらない?
切符売り場を見つけて乗り場を聞くと「下です。」
湯西川温泉駅は地下ホームだった。
深さは浅いけど、群馬の土合駅みたいな構造をしていた。
●跋文
今回は下今市から霧降高原を越えて湯西川温泉までサイクリングに出た。
霧降高原はいろは坂よりも急坂・交通量少で自転車のテスト走を満足にできた。
湯西川は深い山奥にあり、潜伏地としての信頼性が高いと感じた。
道路のない昔、あの地まで流れ着いて定住した昔の人の逞しさに感動した。
●蛇文
新たにシマノGRXを搭載したアラヤMFB('14モデル)。
車名のBは650Bの意味だが履いているのは700C。
さらにMTBコンポがGRXになりMTB成分も薄まった。
残るはチューブレスタイヤを履かせるくらいか。
狐の名前通り変化が止まらない。
フロントシングルは前変速の迷いが断ち切られて非常に扱いやすい。
チェーンラインは制御しようがないので、なるようにしかならない。
チェーンリングの掃除も楽で日ごろの整備時間短縮にもつながる。
何よりシンプルな見た目が気に入った。
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