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小田原から富士のあざみ&スバルラインを行く



●序文

2019年5月25日、天候晴れ。
ヒルクライムしたくなったので富士山麓へ行った。
小田原から箱根を長尾峠で越えて御殿場に抜けて、
それから富士あざみラインとスバルラインを登るコース。


●経路・行程概説

路線図
※路線図クリックでルートラボリンク
                         
地点距離主要経路備考
小田原  0km  国道1号他  スタート
長尾峠  25km  県道401  ---
御殿場  35km  国道138  ---
道の駅すばしり  45km  県道150  あざみライン上り
富士須走5合目  58km  県道150  あざみライン下り
道の駅すばしり  70km  国道138  ---
河口湖IC  90km  県道707  スバルライン上り
富士スバル5合目  120km  県道707  スバルライン下り
河口湖駅  155km  県道707  ゴール

累積標高は4,000m以上で富士山頂を越える。
登った坂は(あざみ)>(長尾峠)>(スバル)の順に緩かった。
あざみは短いが勾配がきつく、スバルは緩いが道程が長く怠いと感じた。
結局、楽な坂道は無いと悟った。

●行程記録

●終電の小田原駅スタート

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当日は東海道線の終電で小田原へ移動。
輪行を解除して2時過ぎに出発。

●丑三つ時の箱根路を行く

未明の箱根路、国道1号を淡々と登る。
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午前2~3時なら国道1号もガラガラだ。
宮ノ下から強羅・金時方面、国道138号に乗り換え。

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夜目対策に人参ジュースを購入。
100%ニンジンだが、野菜っぽい青臭さがない。
そしてかなり甘い。

●未明の長尾峠を越える

ペースを抑えて長尾峠に到着。
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時刻は4時前、東の空が少し白ばむころ。

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肉眼に近い明るさ。

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ISO感度6400、長時間露光で撮ると明るい。
月明りでも緑って出るんだなと感心した。
今日のカメラはパワーショット。

●夜明けの富士山を見ながら御殿場へ

長尾峠からトンネルを越えると静岡県。
御殿場に向けてダウンヒル。
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視界の先には富士山。

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富士山は五合目でもけっこうな高さがあるな。

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放牧?されてるニワトリ。脚がたくましい。
近づくと俊敏に逃げる。
この日の朝食は”なか卯”の親子丼セットにした。

●あざみライン登り口、道の駅”すばしり”へ

御殿場で朝食後、あざみラインの登り口へ向かった。
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水田に逆さ富士

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上下逆にしても左右は逆のまま。
鏡って不思議。

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あざみライン登り口、道の駅”すばしりに5:50到着。
夜通し走って眠いので、まずはベンチで仮眠。

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起きると朝7:30で日付は変わってない。
頭はさえたのであざみラインを登ることにした。

●急坂続くあざみラインを行く

富士山5合目への道路で最も勾配がきついというあざみライン。
今日はこの後、スバルラインも行くのでペースはMAX10km/hに設定。
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序盤は陸自演習場横の直線道路。
ずっと先まで見通し良好のため、6%くらいに見えたが、
実際は10~12%ある。
登り側からは12%看板が見えないように配慮されていた。
※下り側からは見える。

中盤から終盤にかけては、つづら折れが延々続く。
すばしりから約6km先の馬返しという区間は勾配が特にきつい。
イン側をダンシングでこなして直線で息を整える、
これを繰り返していると5合目に着いた。

●富士あざみライン五合目

1時間半かけて5合目に到着。
標高は約2,000m。日差しは強いが快適な気温。
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5合目の山荘ではシイタケ茶をいただいた。
気に入ったので1缶購入、一服休憩して5合目を下った。

●あざみラインを下って須走で補給

最大22%、平均10%のあざみラインをダウンヒル。
何もせずとも須走まで一気に戻れる。 IMG_4442
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10:10、道の駅に戻った。
食堂で大盛うどん(米粉)を補充。

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ボトルにも富士山麓の水を補充。
次いでスバルラインへ向かった。

●山中湖を経由してスバルライン上り口へ

須走から籠坂峠を越えて山中湖、河口湖方面に進む。
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山中湖湖畔、絶好の行楽日和。
サイクリングしている人もたくさんいた。

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湖畔沿いは標高1,000mくらいだがビールが飲みたくなる暑さだった。
暑い日は高い所を目指して涼みに行くのが良いな。

●富士山スバルラインへ

山中湖を越えて富士急ハイランドの河口湖IC近く、
スバルラインの入り口がある。
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本日2回目の富士5合目アタック。
想定以上に脚は残っているので決行。

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スバルライン料金所。

料金表「自転車:200円、自動車:2060円」
クルマ高え!
料金200円払うと領収証がもらえる。
それでは登ろうスバルライン。

●緩いけど道程は遠いスバルライン

富士あざみ、スカイラインと比べて最も緩いスバルライン。
傾斜は緩いが道のりが長い。
国道139号の入り口から、高さ1450mを29kmかけて登る。
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勾配は全域にわたって緩め。
きつい場所でもせいぜい8%ほどで、概ね5~6%ほど。

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ここまで長尾峠、あざみの疲労もあってか、
スバルのダラダラ続く勾配がうっとうしく感じた。

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中盤過ぎると登坂に飽きて精神的に荒んでいた。
勾配10%くらいでさっさと登らせればいいじゃん!
まあ、文句言っても登るしかないけど。

●混雑するスバルライン頂上、さっさと降りる

八つ時ちょうど、15:00に五合目園に到着。
駐車場の手前から観光バスが渋滞していた。
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案の定、レストハウス周辺は混雑していた。
閑散としていたあざみラインの須走口とのギャップに驚いた。
売店でフランクフルト2本を食べて下山。

●富士急行線、河口湖駅から輪行

思う以上に疲弊したスバルラインから河口湖駅へ下った。
世界遺産効果のためか、海外の観光客で駅も混雑していた。
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帰りの電車は多言語が入り混じる賑やかな空間だった。
自分は疲労で爆睡。
宴会場で酔いつぶれている夢を見た。

電車で家に帰り着くころに筋肉痛が出た。


●跋文

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今回は小田原から御殿場に抜け、富士5合目の道路を2本登った。
登る順番、疲労の度合によっても感覚は変わるだろうけど、
この日に思った所感は以下の通り、

・富士あざみライン:麻酔無しで虫歯をペンチで引き抜く感じ。
(序盤から終盤まで緩くないけどすぐに終わる)
・富士スバルライン:麻酔かけて虫歯をドリルでじっくり治療する感じ。
(きつくはないけど序盤から終盤までひたすら長い)

次はスカイラインも含めて3本の富士山道路を走ってみよう。