菜の花満開、千葉のローカル線を行く
●序文
2019年3月30日、天候曇-晴れ。千葉の小湊鉄道、いすみ鉄道に沿ってサイクリング。
千葉県の房総半島を横断する小湊-いすみ鉄道。
小湊鉄道は内房の五井から上総中野まで、
いすみ鉄道は上総中野から外房の大原を結んでいる。
房総半島を横断する両区間はおよそ70kmほど。
鉄道沿いに菜の花を見ながらのんびり走った。
●経路概説
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No. | 地点 | 距離 | 主要経路 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | JR五井駅 | 00km | 国道297号 | スタート |
2 | 養老渓谷 | 30km | 県道81 | --- |
3 | 上総中野 | 45km | 国道465号 | --- |
4 | 大多喜駅 | 55km | 国道465号 | --- |
5 | JR大原駅 | 70km | 国道465号 | ゴール |
コースは総長70km弱。
鉄道沿いのため、アップダウンもほぼ無し。
●JR五井駅スタート
当日は上野から輪行、JR内房線の五井駅からスタート。
五井は小湊鉄道の起点駅になっている。
●小湊鉄道沿いを行く
五井から国道297号~鉄道沿線沿いをひたすら進む。海士有木(あまありき)駅に止まる汽車。
これだけ首都圏に近い無人駅も珍しい。
●地の色は黄色、満開の小湊鉄道
春は鉄道沿いの平野が菜の花で黄色に染まる小湊鉄道。この時期は観光列車も走り、沿線に人の姿も多かった。
単線で続くローカル線。
菜の花
ベーコン巻きを作りたいが近くのスーパーに売ってない。
千葉の内陸は初めて走ったが、牧歌的で良い。
●トンネル群と険道@月崎駅エリア
コース中盤、月崎駅の手前で険道に入った。素掘りのトンネルと狭隘な道が続いた。
王将トンネル
将棋駒のような、五角形にくりぬかれた素掘り?トンネル
吸い込まれそうな雰囲気のトンネル。
千葉の内陸で険道巡りも楽しいな。
トンネルの前後は苔むした道。
場所によっては軽自動車と自転車のすれ違いも難しかった。
●地層の見物@養老川
月崎から養老渓谷に出ると観光客であふれていた。養老渓谷はスルーして奥養老の川沿いで地層を見物。
今日はチバニアンをもスルーしてしまった。
思えば地磁気って何で生じているんだろうか?
地殻とかコアって熱そう→キュリー温度越え→非磁性になるのでは?
地学も深いな。
●いすみ鉄道沿線を行く
養老渓谷から上総中野に下ると小湊鉄道から”いすみ鉄道”にバトンタッチ。いすみ鉄道は鮮やかな黄色。
ローカル線とは思えない乗車率で走り抜けていった。
●城下町、大多喜町
いすみ鉄道の停車場がある大多喜駅。電車の車庫・停車場は見ているだけで面白いので一服休憩。
木の駐輪場に木の電柱。
昭和風情な光景だが平成を越えても現役で続く。
徳川に仕えた武将、本多忠勝がいた大多喜城の城下町。
街並みは古い建物が多いが小奇麗な印象。
ここは写真を撮り歩くのに面白そうだ。
●JR大原駅ゴール
大多喜から先は国道465号を淡々と進んで大原まで移動した。いすみ鉄道の起点・終点の大原駅。
半日で小湊鉄道~いすみ鉄道の全区間を走り切った。
帰りの電車まで時間があるので、駅前の食堂”ふじや”で夕食。
アジのなめろう定食がおいしかった。
食後は外房線で自宅方面に向かった。
電車に乗ると服が黄色っぽくなっていた。
黄砂?いや菜の花か。
●跋文
この日は千葉の小湊鉄道~いすみ鉄道沿いにサイクリングした。
沿線は菜の花で黄一色に染まり、春らしい明るい景色だった。
千葉の内陸はなだらかな地形で走りやすかった。
次は紅葉の時期、チバニアンを見に行こう。
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