梅雨時の400kmブルべを走る
●序文
2018年6月16~17日、天候曇or雨。AJ宇都宮主催の400kmブルべに出走した。
結果は320km地点でDNF。
常陸太田の交差点で30分仮眠のつもりが、
目を覚ましたら2時間経過、でタイムアウト。
走行中は、曇or雨で晴れ間は無し。
道中で美味い物を食べられたので腹は満足。
コースを喰いきれなかったのが悔しい。
●経路概説
総距離400km、累積5,200mのコース。目立つ山岳地形は無く、細かい起伏が続くパンチャー型。
前半:内陸メイン
【総距離】
192km
【累積標高】
2,651m
【最大標高差】
661m
石川広域農道、小野~川内は細かい丘越えが多い。
雨の県道250線(川内~楢葉)は風情があり感動した。
後半:海岸メイン
【総距離】
210km
【累積標高】
2,640m
【最大標高差】
544m
北茨城から常陸太田の間に最高500mの大味の丘越えがある。
常陸太田でDNFしたので、その先は分からない。
●自転車および装備
今回の自転車。
アンカーRS8+C24 9100を使用。
C24はこのブルべで初陣となった。
登坂に差し掛かる度、その快適さにニヤニヤしていた。
●宇都宮森林公園をスタート
スタートはウェーブ型式。
自分は10分遅れの後発スタート。
スーツケースの渡り鳥を思い出しながら森林公園を抜ける。
●PC1:伊王野まで、序盤は曇りのち雨
スタート後、1時間くらいして雨脚が本格化。
6月中旬でも気温は上がらなかったため雨具を着用。
PC1伊王野までは平坦メインの足慣らし区間が続いた。
●県道60号で福島県に入る
PC1から先、県道60号で福島へ入る。
初めて通る道だったが、うっそうとした森林道路は好みだった。
●無数の丘越えが続く広域農道
石川広域農道に入ると平坦は無くなった。
以前、AJ宇都宮・R宮城共催の600kmでも走った。
大味の山岳コースも良いけど、こういうパンチャーコースも面白い。
●100km地点、白河ラーメン@天山
コース上、100km走った地点でコースアウト。
昼時だったので国道沿いの食堂で昼食。
”じゅうねん”というゴマを効かしたラーメン。
すりおろしたゴマはクリーミーで美味しい。
●PC2:小野町のアイスバーガー@松月堂
PC2では小野の名物アイスバーガーを食べる。
シェフリー松月堂はPC2から徒歩30秒。
ブルーベリー味を注文。
温かいパンとアイスの組み合わせが癖になる。
補給食にオムレットを買ってPC2を出発。
●雨と低温の県道145号で川内へ
PC2を出ると再び天候は雨。
6月なのに気温10℃前後と寒かった。
この区間は非常に眠かったので道の記憶はなし。
●Cafe Amazonでコーヒーブレイク
川内村にコーヒーショップがあったので入店。
コーヒーで暖気とカフェインを摂取。
”アマゾン”ではなく”アメィゾン”と読むらしい。
●雨の県道250号:川内楢葉線
川内村から楢葉へ至る県道250号線。
雨に濡れた路面と森林の風情に感動した。
この道を走ってる時は「雨で良かった」と感じた。
●PC3楢葉の1km手前でパンク
福島県沿岸部の楢葉へ入り、PC手前で後輪がパンク。
パナレーサーのRace-D。
ホイールと一緒に昨日卸したばかりなので気落ちした。
鋭いガラス片が刺さっていた。
チューブが濡れてパッチ乗りが悪いのでチューブ交換。
●太平洋沿岸を行く
前半は森林区間が多く、視界は緑で覆われたが。
後半は海沿いの道で青に覆われた景色。
●PC4いわき:ナイトライドへ
PC3からPC4まで雨はシトシト降り続いた。
PC4に到着前にようやく雨が止む。
PC4のコンビニでは猫に食べ物をねだられる。
お前チョコパンは食えないだろう?
●いわきの銭湯で30分仮眠
PC4まで雨続きで冷えたのでいわきの銭湯へ寄り道。
続くPC5へのナイトライドに備えて30分ほど休憩所で仮眠。
時間貯金をゼロ、というかマイナスにしてリスタート。
●暗闇の茨城内陸を行く
北茨城から常陸太田まで、
山というのか丘というのか、微妙な登りをこなしていく。
真っ暗で面白みがないのでスピーカでyoutubeを流しながら進んだ。
●PC5:常陸太田、5分前行動で滑り込み
いわき銭湯のツケが回ったのか、PC5の10km手前でクローズ10分前。
「もう間に合わないじゃん!」と諦めて足を止めた。
しかし、自分はウェーブ10分遅れの第2スタートだったな、
「まだ20分もあるじゃん!」と猛ダッシュ。
結果、クローズ5分前に到着。
下り+平坦の15分間だが40km/h巡行は効いた。
パンをかじりながら残りの距離を見ると85kmほど。
ゴールまで登り基調だが何とかなるだろうと再スタート。
●そしてDNFへ、交差点の電柱で2時間爆睡
PC5を出て5kmほど常陸太田の十字交差点で、ふっと意識が飛ぶ危険な眠気を感じた。
PC5で焦った緊張がとけたせいだろう。
交差点の歩道に良さげな電柱を発見。
10分タイマーを設定し、90°リクライニングシートに座る。
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次に目を開けた時、辺りが明るくなっていた。
新聞配達のカブが走っている。
「うわあ、寝過ごしたな...」と気づく。
立ち上がろうとすると体は油を切らしたようにバキバキ。
6月でも常陸太田の朝は寒かったようだ。
自走でゴールへ戻るのはあきらめて、常陸太田から輪行を決定。
残り80km、何とも締まらない終わりになってしまった。
●跋文
320kmでタイムアウトした今回の400kmブルべ。
これで400ブルべは3回目、前の2回は完走したので完走率は2/3。
雨ブルべ+DNFでも道中で名物を食べられたので胃の満足感はある。
だけど、DNF後の電車で「まだ走れたのに」と思うとやはり悔しい。
結局、仮眠時間を確保してブルべを完走するには走力が要る。
経験上、自転車の走力は走った距離に正比例する。
週末だけでなく、平日もローラー台か外へ出るようにしよう。
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