2018_06_16030
梅雨時の400kmブルべを走る



●序文

2018年6月16~17日、天候曇or雨。
AJ宇都宮主催の400kmブルべに出走した。
結果は320km地点でDNF。

常陸太田の交差点で30分仮眠のつもりが、
目を覚ましたら2時間経過、でタイムアウト。

走行中は、曇or雨で晴れ間は無し。
道中で美味い物を食べられたので腹は満足。
コースを喰いきれなかったのが悔しい。

●経路概説

総距離400km、累積5,200mのコース。
目立つ山岳地形は無く、細かい起伏が続くパンチャー型。

 前半:内陸メイン

【総距離】 192km
【累積標高】 2,651m
【最大標高差】 661m
前半は栃木:宇都宮から福島:楢葉へ抜ける内陸コース。
石川広域農道、小野~川内は細かい丘越えが多い。
雨の県道250線(川内~楢葉)は風情があり感動した。

 後半:海岸メイン
【総距離】 210km
【累積標高】 2,640m
【最大標高差】 544m
後半は楢葉から北茨城まで平坦が続く。
北茨城から常陸太田の間に最高500mの大味の丘越えがある。
常陸太田でDNFしたので、その先は分からない。



●自転車および装備

2018_06_16001
今回の自転車。
アンカーRS8+C24 9100を使用。
C24はこのブルべで初陣となった。
登坂に差し掛かる度、その快適さにニヤニヤしていた。
この組み合わせでDNFするのが恥ずかしい。

●宇都宮森林公園をスタート

2018_06_16002
スタートはウェーブ型式。
自分は10分遅れの後発スタート。
スーツケースの渡り鳥を思い出しながら森林公園を抜ける。

●PC1:伊王野まで、序盤は曇りのち雨

2018_06_16003
2018_06_16004
スタート後、1時間くらいして雨脚が本格化。
6月中旬でも気温は上がらなかったため雨具を着用。
PC1伊王野までは平坦メインの足慣らし区間が続いた。


●県道60号で福島県に入る

2018_06_16006
2018_06_16007
PC1から先、県道60号で福島へ入る。
初めて通る道だったが、うっそうとした森林道路は好みだった。


●無数の丘越えが続く広域農道

2018_06_16013
2018_06_16012
石川広域農道に入ると平坦は無くなった。
以前、AJ宇都宮・R宮城共催の600kmでも走った。
大味の山岳コースも良いけど、こういうパンチャーコースも面白い。


●100km地点、白河ラーメン@天山

2018_06_16011
2018_06_16010
コース上、100km走った地点でコースアウト。
昼時だったので国道沿いの食堂で昼食。
”じゅうねん”というゴマを効かしたラーメン。
すりおろしたゴマはクリーミーで美味しい。


●PC2:小野町のアイスバーガー@松月堂

2018_06_16016
2018_06_16018
PC2では小野の名物アイスバーガーを食べる。
シェフリー松月堂はPC2から徒歩30秒。
ブルーベリー味を注文。
温かいパンとアイスの組み合わせが癖になる。
補給食にオムレットを買ってPC2を出発。


●雨と低温の県道145号で川内へ

2018_06_16021
2018_06_16022
PC2を出ると再び天候は雨。
6月なのに気温10℃前後と寒かった。
この区間は非常に眠かったので道の記憶はなし。


●Cafe Amazonでコーヒーブレイク

2018_06_16023
2018_06_16024
川内村にコーヒーショップがあったので入店。
コーヒーで暖気とカフェインを摂取。
”アマゾン”ではなく”アメィゾン”と読むらしい。


●雨の県道250号:川内楢葉線

2018_06_16029
2018_06_16027
川内村から楢葉へ至る県道250号線。
雨に濡れた路面と森林の風情に感動した。
この道を走ってる時は「雨で良かった」と感じた。


●PC3楢葉の1km手前でパンク

2018_06_16032
福島県沿岸部の楢葉へ入り、PC手前で後輪がパンク。
パナレーサーのRace-D。
ホイールと一緒に昨日卸したばかりなので気落ちした。
鋭いガラス片が刺さっていた。
チューブが濡れてパッチ乗りが悪いのでチューブ交換。


●太平洋沿岸を行く

2018_06_16036
2018_06_16038
前半は森林区間が多く、視界は緑で覆われたが。
後半は海沿いの道で青に覆われた景色。


●PC4いわき:ナイトライドへ

2018_06_16040
2018_06_16041
PC3からPC4まで雨はシトシト降り続いた。
PC4に到着前にようやく雨が止む。
PC4のコンビニでは猫に食べ物をねだられる。
お前チョコパンは食えないだろう?


●いわきの銭湯で30分仮眠

2018_06_16046
PC4まで雨続きで冷えたのでいわきの銭湯へ寄り道。
続くPC5へのナイトライドに備えて30分ほど休憩所で仮眠。
時間貯金をゼロ、というかマイナスにしてリスタート。


●暗闇の茨城内陸を行く

2018_06_16047
北茨城から常陸太田まで、
山というのか丘というのか、微妙な登りをこなしていく。
真っ暗で面白みがないのでスピーカでyoutubeを流しながら進んだ。


●PC5:常陸太田、5分前行動で滑り込み

いわき銭湯のツケが回ったのか、
PC5の10km手前でクローズ10分前。
「もう間に合わないじゃん!」と諦めて足を止めた。
しかし、自分はウェーブ10分遅れの第2スタートだったな、
「まだ20分もあるじゃん!」と猛ダッシュ。

2018_06_16048
結果、クローズ5分前に到着。
下り+平坦の15分間だが40km/h巡行は効いた。
パンをかじりながら残りの距離を見ると85kmほど。
ゴールまで登り基調だが何とかなるだろうと再スタート。


●そしてDNFへ、交差点の電柱で2時間爆睡

PC5を出て5kmほど常陸太田の十字交差点で、
ふっと意識が飛ぶ危険な眠気を感じた。
PC5で焦った緊張がとけたせいだろう。
交差点の歩道に良さげな電柱を発見。
10分タイマーを設定し、90°リクライニングシートに座る。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

次に目を開けた時、辺りが明るくなっていた。
新聞配達のカブが走っている。
「うわあ、寝過ごしたな...」と気づく。
立ち上がろうとすると体は油を切らしたようにバキバキ。
6月でも常陸太田の朝は寒かったようだ。

自走でゴールへ戻るのはあきらめて、常陸太田から輪行を決定。
残り80km、何とも締まらない終わりになってしまった。


●跋文

2018_06_16037
320kmでタイムアウトした今回の400kmブルべ。
これで400ブルべは3回目、前の2回は完走したので完走率は2/3。
雨ブルべ+DNFでも道中で名物を食べられたので胃の満足感はある。
だけど、DNF後の電車で「まだ走れたのに」と思うとやはり悔しい。

結局、仮眠時間を確保してブルべを完走するには走力が要る。
経験上、自転車の走力は走った距離に正比例する。
週末だけでなく、平日もローラー台か外へ出るようにしよう。