2018_05_06_036
雨で侵食が進むカルスト台地を行く。



●序文

2018年5月6日、天候曇→雨。
四国の南西部、四国カルストへサイクリングに出た。
地理の授業で習ったカルスト地形。
現物を見たことが無かったので現地へ観察学に行った。

●経路概説



【総距離】 127km
【累積標高】 2,184m
【最大標高差】 1,433m

※ルートラボと違い、実走は下宇和→須崎方面。
  1. JR下宇和駅:スタート
  2. 下宇和~四国カルスト:県道29・36号線号
  3. 大野ヶ原~地芳峠~五段城:県道383号
  4. 天狗高原~須崎:国道439・197号
  5. JR土佐新荘駅:ゴール


●JR下宇和駅スタート

当日は八幡浜を始発で輪行、下宇和から出発。

2018_05_06_C_001
2018_05_6c_001
今回の自転車装備。
バイクフライデー+キャラダイスの前後バッグ
車体重心が低いので、大型サドルバッグ付けても違和感はない。


●県道29号・36号で四国カルストへ

下宇和から宇和川沿いに四国カルスト方面へ登る。
県道沿いにコンビニ・商店は少ない。

2018_05_06_003
2018_05_06_005
2018_05_06_008
県道29・36号は交通量が少なく通行は快適。
10%越えの傾斜を含むためギアはワイドレンジ推奨。


●四国カルスト/小雨の大野ヶ原高原を行く

県道36号の森林区間を越えると景色が一気に開ける。
四国カルストの西の入り口、大野ヶ原。
なだらかな山肌に牧草地が広がる。

2018_05_06_011
2018_05_06_013
2018_05_06_015
大野ヶ原の牧場でアイスクリームを食べる。
小雨が降り、肌寒い気温だったが県道の登坂熱で相殺。


●大野ヶ原~地芳峠:鋸状の道路が脚を削る

大野ヶ原から地芳峠までの地形は中々嫌らしかった。
この区間の地形をルートラボで広く見ると

「↗(最高点)↘」

細かく見ると

「↗↘↗↗↘↗↗↘↗↗(最高点)↘↗↘↗↘」

うねりに隠れて、非情な粗さを持つ道だった。

2018_05_06_016
自「登ったで!」

2018_05_06_017
道「下りやで!」

2018_05_06_018
道「この先も登りやで」
自「・・・。」

初めてエンドミル使ったときの縞々表面を思い出した。
図面指示と加工条件はよく考えよう。
草原の所々に、石灰岩のカレン?が見えてきた。


●姫鶴平の放牧地帯

地芳峠から姫鶴平に来ると、嫌らしいアップダウンは消えた。
姫鶴平は牛と石灰岩が点在する牧草地帯。
この日は風が強く、車の観光客はとても寒そうだった。

2018_05_06_020
2018_05_06_024
2018_05_06_023
雨と強風でも牛は自然に構えている。


●カルスト台地を行く

五段城の周辺は墓石状の石灰岩がゴロゴロしている。
これがカレンフェルト地形か。

2018_05_06_027
2018_05_06_031
2018_05_06_032
道路と牛が近い。
牧草地の中に道路が通っているのんびりした景色。
この日は雨雲と低温でのんびりできなかった。
次は晴天の日を狙って行こう。


●五段城で雨雲と合流

四国カルストの中央部、五段高原で雨雲に入った。
5月と言えど、標高は1,450m、雲の中は寒い。

2018_05_06_033
2018_05_06_034
2018_05_06_038
ダウンヒル前、走ってきた姫鶴平を眺めながら雨具装着。


●国道439・197号で須崎へダウンヒル

五段城から先、雨は降ったり止んだりの繰り返し。
先日付けたフルマッドガードが良い仕事をしてくれた。

2018_05_06_C_005
2018_05_06_C_003
軒先に吊るす一升瓶。
「狭い道で、車が軒下まで攻めないよう警告する」
という話をお遍路中に聞いた。


2018_05_6c_006
2018_05_6c_005
雨脚が強くなったタイミングで道の駅を発見。
暑くは無いけど柚子アイスを食べる。

●JR土佐新荘から輪行ゴール

2018_05_06_C_007
電車のタイミングが合ったので土佐新荘でゴール。
無人駅舎の外観はカワウソのゆるキャラ。
可愛いというより怖いと感じつつ乗車。


●跋文

2018_05_06_028
今回は宇和からカルスト台地を経由して須崎までサイクリングした。
曇→雨であいにくの天候だったが姫鶴平~五段城の景色には感動した。
次は晴天を狙ってサイクリングに行こう。
機会があれば海外のカルスト、桂林やペコバカとかも見てみたい。