冬の金精道路を行く
●序文
2017年12月3日、天候晴れ。栃木県の日光から金精道路を越えて群馬の沼田までサイクリングに出た。
標高1,800mを越える金精道路。
12月以降、ノーマルタイヤは厳しいと知った。
●経路概説
【総距離】
98km
【累積標高】
1,851m
【最大標高差】
1,531m
【地形区分】
山岳
【道路状況】
交通量:少、路面:並(群馬一部凍結)
【景観性】
美
- 東武日光線:下今市駅スタート
- 国道120号:日光から金精道路へ登坂
- 国道120号:金精トンネルを越えて群馬へ降坂
- JR沼田駅:輪行でゴール
●行程記録
●下今市駅をスタート、一年ぶりのクロモリフレーム
今回サイクリングの目的は、死蔵していたクロモリ自転車の調整走。
フレームは仙台にある”まつもとサイクル”のオリジナルブランド、アムーナ。
コンポはアンカーRS8と共通化して、シマノ105-5800をセット。
ホイールはシマノRS330を履く。ヘビー級のロードバイクとなった。
道の駅”日光”で補給食を購入。
さっそくのワイヤ伸びでディレーラー調整。
今日は調整しながらのサイクリング。
●日光いろは坂で登りを試す
カーボンのアンカーRS8に対して重量は不利だが、登坂に影響は無いと感じた。
BBをスクエアテーパーからホローテックに変えたためか、
踏み込み時の剛性感が増し、ダンシングでぐいぐい進むようになった。
●中禅寺湖の湖畔で平坦を試す
登りに続き、中禅寺湖の平坦路。
ホイール(シマノRS330)は前後で2kgあるためか、漕ぎだしは明らかに重い。
また、高速域でのカーブは膨らみやすく、慣れが要ると感じた。
エアロスポーク、高リム(30mm)の恩恵は40km/h以降、辛うじて感じられる。
●龍頭の茶屋で昼食休憩
後半の金精道路を前に、雑煮とチマキで昼食。
豚の角煮が入ったチマキが美味い。
雑煮に入った揚げ餅も相変わらずおいしい。
リューズ・アルカンシエル。
タイミングよく、竜頭の滝に虹が見えた。
●戦場ヶ原~湯元へ
食後、男体山を横目に戦場ヶ原を抜ける。
湯の湖を越えると金精道路の登りが始まる。
●冬の金精道路を行く
迫りくる冬に向けて除雪車がスタンバイ
峠の頂上がドライだと願って登坂開始。
自転車のギア構成は、前50-34丁-R11-32丁。
ワイドレンジ仕様のため、ディレーラーはロングゲージ。
シマノ105は、5700と5800の両方を使ってきたが、
変速時のラグ、レーバーの引き重さは5800の圧勝。
初冬の山岳道路。
空気が澄んで景色はくっきり見える。
しかし日陰は寒い。
強風時は堪らないだろう。
峠の頂上に着いた。
冬のため気温は氷点下、雪も見える。
●師走の金精トンネル
金精道路は12月25日に冬季閉鎖予定。
今年の金精越えはこれで最後にしよう。
トンネルを越えると群馬県に入る。
●凍り付いた群馬の道路
金精トンネルを越える前、群馬から来た車乗りに
「群馬側の道路は少し凍っていたよ」
というアドバイスをもらった。
群馬基準でいう少しの凍結は2kmくらい続いた。
自転車のタイヤはパナレーサーのグラベルキング26c。
発売当初からお気に入りの逸品。耐久性・グリップ力に優れた安心タイヤ。
グラベル(砂利)用だけど、写真の通り雪上も結構いける。
菅沼の湖面
ユーシンブルーに勝るとも劣らない色。
菅沼・丸沼を過ぎて、引き続き国道120号で沼田を目指す。
道中、吹割の滝に寄り道して行った。
●寒中に見る吹割の滝
黄昏時の吹割れ
シャッタースピード1/4
●沼田駅から輪行帰宅
日没後、JR沼田駅に到着。
輪行袋に入れた自転車がズシりと重い。カーボンのRS8と違う。
プラスチックのデジカメから銀梨地のフィルムカメラに持ち替えた感じだ。
1年ぶりにクロモリを乗り回したけど、性能とか理屈抜きに良い。最高。
●跋文
今回、国道120号で日光から沼田まで金精道路を越えるサイクリングに出た。
金精道路は、11月中旬から吹雪くのも珍しくないため、高気圧の晴天日が安心。
12月から閉鎖前は、道路状況のライブカメラ確認をおすすめする。
クロモリ自転車の調整走に関してメモ
アンカーRS8に比べ、踏み込み時のたわみが気になって1年乗らずに放置していた。
しかし、105-5800に換装して乗り回すと、意外に剛性ある?と感じた。
特にダンシングしたとき、BB軸周りのたわみが明らかに減った。
ホローテックBBの恩恵だろうか。これなら現役でも十分使える。
コメント
コメント一覧 (1)