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霧雨の蔵王エコーラインを行く



●序文

2017年10月15日、天候曇~霧雨。
山形から蔵王エコーラインを越えて宮城までサイクリング。
あいにくの天候で、標高1,600を越える峠は冬の寒さだった。

●経路概説



【総距離】 81.4km
【累積標高】 1,844m
【最大標高差】 1,582m
【地形区分】 山岳
【道路状況】 交通量:少、路面:並
【景観性】 良(当日は視界不良)

  1. スタート:山形市内
  2. 県道21号:蔵王温泉へ
  3. 県道53号:蔵王猿倉方面へ
  4. 県道12号:蔵王エコーラインへ合流
  5. 県道12号:蔵王エコーラインで峠越え
  6. 県道12号:刈田峠から遠刈田温泉へ下る
  7. 県道50号:遠刈田~白石へ
  8. ゴール:JR白石蔵王駅から輪行


●スタートゲートの鳥居をくぐる

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予報通り、天候は朝から良くない。
だが蔵王の麓に来たので、蔵王を越えるほかない。

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コスモスが咲き乱れる。
フジフイルムのクラシッククロームモード
霞んだ色合いは秋の曇りと相性がいい。


●蔵王温泉を越える

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蔵王温泉から雲が近づいて小雨に打たれる

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標高800mくらい、この辺りの紅葉はまだ先か

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登るにつけ、気温は下がり、湿度は上がる。

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見通しが悪いので日中からライト点灯で行く。


●蔵王猿倉を越える

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ウサギ小屋@猿倉

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雲の高さを越える


●自生する秋の味覚

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道路わきの茂みに目をやると紫色の果実、アケビを発見。
久しぶりに食べようかと手を伸ばす。

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残念、全て売り切れか。
そもそも保護区域で採取はヤバイか。


●紅葉は標高1,000mから

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蔵王坊平高原の看板を越える

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少しづつ赤身を増す山肌

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植生によるけど、東北の紅葉は赤いイメージ

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ホワイトバランスをいじるとさらに赤い


●秋を通り越した寒さ@刈田峠

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宮城県に入ったが、ここまで登ったことを後悔。

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冬並に寒いので、軒下で雨宿り。
気温は10℃を切っていたはず。


●宮城県側へ下る

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もはや写真を撮るのも億劫な寒さと雨。
しかし、久しぶりのエコーラインなので、記念撮影。
初めて蔵王を越えた5月もみぞれ混じりの雨だったな。

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あまりに寒いので、こまくさ平で芋の子汁を食べて温まる。
味噌ベースの味付け、まごうことなき宮城の味付けだった。


●エコーライン、宮城側の紅葉

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地蔵寺を越えると雨は止んだ。
天気のためか、サイクリングしている人は少なかった。

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今夏、仙台は30日以上雨が続いたという。
日照不足で紅葉の色づきが不安だったが、そんなに悪くない感じ。

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不動尊

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対面の山肌を覗く

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滝見台から
一度、あの滝を真下から見上げてみたい。


●ゴールゲートも鳥居

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遠刈田の鳥居を越えて、エコーライン終了。
数ある峠の中でも、なじみ深い蔵王が一番好みだ。

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体が冷え切ったので遠刈田温泉では”神の湯”に浸かる。
湯上り後は白石まで移動。



●JR白石蔵王駅から輪行

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この駅には苦い思い出がある。
以前、新幹線でうたた寝して、この駅を仙台駅と間違えて降りてしまった。
「仙台にしては、やたらと暗い?」電車のドアが閉まった瞬間気づく。
新幹線は快適だが、停車時間はもう少しゆとりがあって良いと思う。


●跋文

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記録の限りだと、蔵王エコーラインを越えるのはこれで15回目。
60回目の蔵王サイクリングは還暦に合わせよう。
そうなると年一回のペースでは追いつかない。
時間は待ってくれない、〇〇歳越えたとか老け込んでる場合じゃない。
もっと登らねば。