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水戸から磐城へ太平洋沿岸+@を行く



●序文

2017年8月5~6日、天候曇-晴れ。
福島で旬の桃を食べたくなったので福島へ行ってきた。
自宅の栃木から福島への最短ルートは、国道121号の日光・会津街道。
しかし、この道は、何度も走っている道なので新鮮味がない。
今回は、水戸から常磐線に沿って福島の浜通り→中通りのルートを行った。

●経路概説



【総距離】 272.4km
【累積標高】 2,070m
【最大標高差】 462m
【地形区分】 前半:平坦→後半:丘陵
【道路状況】 交通量:常磐道:密、いわき~三春:疎、福島市街:密
【景観性】

  1. 茨城の水戸をスタート
  2. 水戸~大洗方面へ東海岸に出る:道は適当
  3. 国道245号&6号:大洗から常磐線に沿って北上
  4. いわき:四ツ倉の健康センターで一晩休憩
  5. 県道41号:、四ツ倉から夏井川沿いに三春方面へ
  6. 県道40号&国道114号:国道4号を避けて三春から福島へ
  7. 福島市内~フルーツラインを行く
  8. 飯坂温泉から輪行ゴール


●行程記録

●昼過ぎに水戸駅をスタート

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土曜日の昼過ぎ、栃木から水戸まで輪行移動。
輪行を解除して14時前、遅めのスタート。


●大洗~日立:太平洋沿岸を行く

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大洗磯前神社から太平洋を眺める
冬になったら、大洗で日の出を見て、アンコウ鍋を食べよう。

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大洗から日立へ、沿岸部を進むと祭で交通規制
山車を見ながら押し歩きで進む。

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湿気が多いのか、日立沿岸の工業地帯が蜃気楼のように見える。
この日は向かい風が続いたが、涼しい潮風は悪くないと感じた。
個人的に山岳ルートのサイクリングが好みだが、たまの沿岸も良いね。


●福島浜通り:いわき花火大会

黙々と漕いでいる内に福島県に入り、日は沈んだ。
いわきの工業地帯に入ると、閃光に続いて轟音が響いた。
うわぁー、重油タンクで派手な労災が起きたか...
パトライトの車が走ってるし、迂回路を探すか。

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いや、違った、これは花火だ。
パトライトは交通規制の車だ、判断が早計すぎる。

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うわぁー、三脚持ってくるべきだったな...
せっかくベルボンのUT43買ったのに...
潔く手持ちで勝負しよう。

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昼は祭りの町を抜けて、夜は花火の町を抜ける。
山で草花の色を見る季節感も良いけど、こういう街中の季節感も良いな。


●四ツ倉:太平洋健康センターに泊まる

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22時前、四ツ倉の健康センターに到着。
道の駅”四ツ倉”で寝るのも良いけど、今日は贅沢に仮眠所を使う。
慣れない平坦を飛ばしたので露天風呂に浸かってゆっくり休憩。

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日付変わって日曜日。
屋根付き+冷房完備の”帝国ホテル”に泊まったので体力はMAXまで回復。
雑魚寝の宿は帝国ホテルとは言わない?
サイクリングの時は言うんだよ。


●夏井川を上って小野へ

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曇り空で湿度高めだが、気温は25度。
午前は負担の少ないサイクリングになりそうだ。

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4月の宮城300kmブルべでは夕方に走った夏井川。
夏はセミがうるさい。
とりあえず虫ども、トマホークのように突っ込んでくるのやめろ。
それでも良い道だと思う。

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小野に向けて夏井川を緩やかに上る。
平坦は飽きが来るけど、登りは登り続けても飽きない。
来年はSR600というブルべを走ろう。四国の600とか絶対すごい。


●松月堂のアイスバーガー@小野新町

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夏井川を登りきると小野新町に至る。
宮城300ブルべの参加者から、小野にアイスバーガーというお菓子があると聞いた。
ちょうど小腹が空いたので、昼食がてら松月堂に寄った。

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松月堂名物のアイスバーガー
写真はブルーベリー味。ほかにも種類があった。
熱く焼かれたパンと冷たいアイスは腹に優しく、いくらでも食べられそう。
今度イングリッシュマフィンにアイスを挟んで食べてみよう。

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アイスバーガーと一緒にオムレットも買った。
これも種類が多いけど、季節限定の桃を食べる。
ごろっと大きな切り身が贅沢に入っている。これはうまい。
地方発送もできるので、甘党へのお中元にうってつけだ。


●三春~福島:日中の蒸風呂を行く

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小野新町から三春へ向かう昼前から、晴れ間が出てきた。

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そして田んぼの続く山間は蒸し風呂になる...

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晴れと共に消耗する体力。
三春から郡山へ、国道4号に出て、福島へ最短で行こうか迷ったが、
交通量が多いので、県道40号を北上した。

県道40号は交通量が極めて少なかったが、所々に自販機があって助けられた。
先日の600ブルべで思ったけど、ハイドレーションを見直そう。

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夏空が阿武隈川に映る。
この日はここで身を投げようか迷うくらい暑かった。
県道40号で福島市の東外れまで進んだのち、国道114号に乗り換えて市内へ入る。


●盛夏の桃@フルーツライン

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福島市内から国道13号で北西へ進み、果樹園地帯のフルーツラインを行く。
この日は”まるせい果樹園”で桃を買うことにした。

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試食で満足してしまったので、持ち帰りはやめて実家へ送付。
この日売られていた2種類のうち、実が硬めの”あかつき”を選んだ。
桃は品種ごとに収穫時期が異なるので、7月末~8月末くらいまで味わえる。
晩夏にはパリパリの桃を買いに来よう。


●ゴールは飯坂温泉

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福島で桃を食べる目的を果たしたので、後は温泉に入って帰る。
フルーツラインから一番近い飯坂温泉で鯖湖湯へ行った。
飯坂温泉は200円で激アツの温泉に入れるのでお得だ。

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この日はサイクリングと温泉で身体中の水分が入れ替わった。
土日合わせてメーターは280km。
もう良いだろうと、飯坂温泉から輪行帰宅を決定。
帰りの電車でクーラーのありがたみが身に染みた。
夏に汗を流してサイクリングするのはエネルギーの無駄だなあ、と感じた。

●跋文

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唐突に桃が食いたくなって水戸から福島まで走ったサイクリング。
桃は現地で取れたてを食べられたので大満足。土産はおまけのリンゴになった。
パリパリの硬い桃は8月末くらいに採れると聞いたので、8月末に福島へ再訪しよう。