神奈川県は湘南~箱根をサイクリング。
●序文
2017年4月9日、天候曇or雨。桜の開花が進んでいるというので、神奈川県へサイクリング。
天気予報は雨だが、桜名所の観光客が減る好機と見込んで雨装備で出発。
目当ては鎌倉の鶴岡八幡宮、箱根ふもと長興山・紹太寺のしだれ桜。
いずれも満開で、ちょうど散り始めの前を見ることができた。
●経路概説
【総距離】
87km
【累積標高】
1,263m
【最大標高差】
878m
【地形区分】
前半:平坦→後半:山岳
【道路状況】
交通量:多、路面:並
【景観性】
良
JR大船駅から鎌倉を経て、湘南海岸沿いに小田原へ進む経路。
前半は国道134号の平坦路、後半は箱根へ県道732号で800mくらい登る。
雨だったので、箱根の下りは国道1号を利用。交通量は732号より多いが路面状況は良い。
4月前半、雨の箱根は気温10度を切るくらい。峠では防寒装備が必要か。
●行程記録
当日は、栃木から大船まで輪行。大船駅前で輪行を解除して、さっそく鎌倉方面へ南下。
・鎌倉:鶴岡八幡宮を参拝
一面は桜色
鶴岡八幡宮の表参道
桜は満開、されど雨
カメラをペンタックスに変えて正解だった。
雨のせいか、桜が咲いても人出は少な目の印象。
海岸沿いを出ようとすると神輿の行列で渋滞。
車道に交通規制がかかるので、歩道を歩いてエスケープ。
・小田原城
湘南海岸、国道134号を経て、小田原へ。
ここの桜も満開
昼過ぎの時間では、さすがに人出が目立つようになった。
天守閣は混んでいたので、周辺のみを見回る。
小田原城のイヌマキ
ねじれた幹が力強い。
小田原城の次は箱根を行く。
・長興山・紹太寺
本日メインの目的地がここ、長興山・紹太寺。
箱根登山鉄道、入生田駅の裏山に位置する。
石段の道を上る。
しっとりした雰囲気は雨の日ならでは
紹太寺のしだれ桜
樹齢300年以上、雨で煙ると貫禄が出る。
しだれ桜を仰ぎ見る
晴れの下で見る桜も良いけど、コントラストの低い雨空で見る桜も良い。
・天下の険:箱根峠を登る
雨に打たれながら桜を撮り続けて、濡れ鼠となった。
寒いので箱根の温泉に入るか、と思ったが、
箱根峠を上れば温まるじゃん、と思い直して、県道732号を上る。
県道732号は、趣味として自転車を始めて、初めて登った峠なので思い出深い。
あの時は外装6段のシティサイクルだったが、今や22段変速のカーボンフレームか。
廃人度が増している。
淡々と箱根峠まで登って一服休憩。
雨でも馬鹿と煙は(ry
・雨の箱根峠を下る
神奈川県側から箱根を登る場合、県道732号と国道1号の2ルートがメインになる。
主観だが、道幅、カーブ半径的に、732号よりも1号の方が安全な印象。
ダウンヒルは苦手なので、下りは国道1号を選択
関所を越えて
撮り鉄して、箱根湯元まで下った。
・弥坂湯で暖をとる
雨に打たれ、湯元に降りた時点で身体は冷え切った。
後は輪行しようと、帰りしなに弥坂湯で暖を取ることにした。
濡れた雨具と上着をストーブで乾かしていただいた番頭さんに感謝。
箱根に来たらここをデフォルト使用の温泉にしよう。
●跋文
今回、神奈川県の鎌倉~箱根方面へ桜を見にサイクリングに出た。
あいにくの雨だったが、桜は見ごろを迎えており、タイミングはちょうどよかった。
幸か不幸か、雨脚が強かったので長興山のしだれ桜は、満開にも関わらずほぼ一人占めだった。
来週は福島の花見山、再来週はブルべで三春桜と、しばらく桜前線で戦おう。
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気温が高くなりすぎない時期、雨具を存分に濡らすテストができた。
以下、雨具の所感
モンベル トレントフライヤー USモデル
・脇にベンチレーション機構もといピットジップ付きのゴアテックスジャケット
・日本モデルに対して、USモデルはピットジップの開き幅が大きく蒸れ防止の調整が効く。
・半日、雨に打たれ続けたが、耐水圧は十分で、僅かな水浸透、汗蒸れのみ。
・雨の登坂では、雨水を防いで、汗濡れを防ぐベンチレーション機能が真価を発揮する。
・ただし、あまり高負荷で汗をかいたり、上着表面が完全に濡れると透湿機能は低下する。
・ブルべなどで、24時間以上雨に打たれる場合は、途中で着替えるor乾かす使用がベストか。
雨具と言えば、バックトゥザフューチャー2の自動乾燥ジャケットはまだ売ってない。
2015年には発売のはずだが
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