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寒中、筑波山へサイクリングとトレッキング


●序文

2017年1月15日、天候晴~曇~雪。
先週サイクリングに行った筑波山、今週は山頂までトレッキング。
筑波山は、女体山(877m)、男体山(871m)の二峰からなる。

折しも、日本列島に強烈な寒波が来た週末。
新しくアンダーウェアを買ったので、耐寒テストを兼ねて山へ行った。
当日は、冬晴(+3℃)から風雪(-5℃)まで、目まぐるしく天候が変わる好条件だった。

●経路概説

【自転車経路】



【総距離】 56km
【累積標高】 234m
【最大標高差】 211m
【地形区分】 平坦+一部急坂
【道路状況】 交通量:並、路面:並
【景観性】

自転車の経路は、先週と全く同様のコース。
国道50号、県道14号で筑波山の麓まで、平坦路を行く。
麓から、県道139号の潔い登り(平均勾配15%)で登山口のある筑波山神社へ。

【徒歩経路】

筑波山の登山道は、”つつじが丘”と”筑波山神社”から登るコースがある。
 リンク:筑波山登山道
今回は、筑波山神社から登る、”御幸ヶ原コース”を歩いた。
ケーブルカー沿いに登山道が整備されており、山頂までのコースタイムは90分ほど。
距離2kmちょっとで、急傾斜はないので、山歩きに慣れていれば小一時間かからずに着く。

●登山装備

この日は、日本列島に寒波が来るというので、十分?な防寒対策をして行った。
以下、衣類関連のメモ。

【上半身】
第1層:モンベル:ジオライン・ハイネック(EXP)
第2層:モンベル:ウィックロン・Tシャツ
第3層:パールイズミ:プレーンジャージ
第4層:マーモット:プレシップジャケット
予備層:モンベル:ウィックロン・ロングシャツ

【下半身】
第1層:モンベル:ウィックロン・トランクス
第2層:モンベル:メリノウール・EXP
第3層:モンベル:フリーライドパンツ

【末端部】
帽子:モンベル:ワークキャップ
襟巻:ワークマン ネックウォーマー
手袋:パールイズミ:ウィンドブレーク
靴下:モンベル:メリノウール・超極厚手

以上の装備で風が弱ければ、氷点下5度でも震えずに行動できると分かった。
靴はサンダルシューズだったが、大正義ウール靴下のおかげで凍えなかった。

●行程記録

●10時30分:栃木を出発。気温+3度

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今日も今日とて寝坊して、9時起き。
栃木の明け方は、地面から冷えるような寒さなので、昼前に出発。
それでも道路標示の気温は3度。


●12時30分:県道139号で筑波山神社へ

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先輩に教わった県道139号で筑波山神社へ直登する。
ルートラボの勾配は平均で15%。
こういう坂は、無理せずにリズムで乗り切る。
最近は、日野のCMがマイブーム。
~トン トン トン トン ヒノノニトン~
F34T-R28T、~トン-トン~のBPMは100程度。※ケイデンスではない。
道の先を読み、”ヒノノニトン”のタイミングを勾配の緩い場所に合わせるのがコツ。
登り勾配一定、完全な直登の場合は、BPM80~90程度で左右ダンシング。


●13時00分:筑波山神社から登山道へ

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神社までサクッと登って、自転車止めて、今日はここからが本番。
登山前、入山料替わりに賽銭を入れて鳥居をくぐる。


●筑波山:御幸ヶ原コースを行く

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登山道脇を通るケーブルカー
写真は水平。勾配は電車の形から算出できる。

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思ったよりも暖かいので、気温は5度くらいかな?と快適に登山道を上る。
温度計「氷点下3度」
・・・体感温度計の校正が必要か。


●筑波嶺:男女川の源流

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百人一首・陽成院の歌
筑波嶺の峰より落つる男女川、の源流。
GPSで測位しておこう。買ったは良いが、マップ機能を生かせていないGPS。
家に帰ってルートを見返しても、ランダムウォーク状態のログしかない・・・
酔っ払いが必ず家に帰れるわけが良くわかる。


●冬晴れから雪風に変わる

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ケーブルカーを撮り鉄したり、野鳥を狙っている内に、雪がちらついてきた。
いつの間にか、青空が真っ白な雲に覆われている。
これは更に気温が下がる、ジオラインEXPのテストに良い条件。
さすがEXP、生地が厚手になると保温性が違う。それでいて汗冷えしない。


●14時00分:御雪?ヶ原に到着

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14時ジャスト、大体予定通りに御幸ヶ原に到着。
なるほど、名の通り?白いんだな。

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白粉する黒猫
雪の中でも動じない。なかなか貫禄ある猫だ。


●雪の女体山(877m)を登る

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雪風が強まる中、まずは女体山へ向かった。
ケーブルカーで登ってきた観光客は口々に寒い寒いと言っている。
対して、防寒装備をしている登山客は、ベンチでゆったり食事をしている。
同類がいて安心した。


●山頂手前はアイスボックス

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女体山、山頂手前の参道。
小石が散らばっていると思いきや、その小石すべてが氷の粒だった。
森永製菓のアイスボックスを散りばめた感じだ。
夏はアイスボックス+サイダー+スピリッツで飲むのが至高。今は真冬だが...


●冬将軍降りる関東平野

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冷気が降りてくる

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山頂からの眺め。
これは下界も寒かろうと、高見の見物。


●山頂で雪→晴に変わる

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女体山の山頂は、切り立った岩場。
冬は氷でコーティングされており、滑ると強制的に下山となる。

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冬晴れが広がり始めた。されど気温は上がらない。


●お隣の男体山(871m)へ行く

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女体山→御幸ヶ原→男体山と行く。
登り返しはほとんどない。日が傾き始めたのでサクッと行こう。


●冬晴の関東平野

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御幸ヶ原の眺めが良いので、少し見物していく。

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双眼鏡はKOWA製。
胃のむかつきにキャベジンの興和。
かつてはカメラも手掛けていた会社。


●15時00分:男体山山頂:天候晴

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2時間前の登山口で、男体山でおやつだな、と予想していた。
実際、15時ジャストについて感動した。
どうでもいいけど。

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気象観測所の跡地
こういう廃墟っぽい風情が好きだ。


●下山は文明の利器を使う

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来た道を戻るのは面白くないので、下山はケーブルカーを利用。
大人580円で600mの高低差を買うことができる。
電車は結構揺れると感じた。いつかスイスの高山鉄道に乗ってみよう。


●終わりに筑波山神社を詣でる

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帰りしな、筑波山神社にもう一度お参り。

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標高900mに満たない山だけど、冬に体が鈍る時期、いい運動になった。


●跋文

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今回、栃木を出て筑波山までサイクリング+トレッキングに出た。
日の短い冬、昼前に家を出ても、サイクリングと登山を楽しむことができた。
自宅の栃木から、半日運動しに行くには良い場所だと感じた。

今季屈指の冷え込みになると聞いて、防寒対策のテストを兼ねた行程。
比較的気温の高い晴れ間から、雪風舞う氷点下まで、多様な環境で動き回った。
もう少し標高の高い場所でもテストできそうと感じたので、天候が安定したら日光へ行こう。