オンロードとオフロードで蔵王を周遊する
●序文
2020年7月24日、天候晴れ。宮城、山形にまたがる蔵王山塊を回るサイクリングに出た。
白石から蔵王エコーラインで山形に入り、南蔵王&不忘山林道で宮城に戻る。
最後は福島の飯坂温泉まで行って輪行ゴール。
●経路・行程概説
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※通行注意:南蔵王8km&不忘山林道14kmの計22kmは未舗装
●行程記録
●JR白石蔵王駅スタート
終電の新幹線で白石蔵王まで輪行。
0時ジャストに駅前を出発。
●宮城側から蔵王エコーラインを登る
ペースを抑えて2時半に遠刈田温泉街に到着。標高1,200m以上で日の出を見るため3時前に大鳥居へ向かった。
大鳥居を過ぎればエコーラインの本格的な登りが始まる。
街灯は無いので未明から登るなら強力なライトがいる。
●満天の星空@滝見台
エコーライン序盤は木々に覆われるが、滝見台まで登ると頭上の視界が開ける。
休憩を兼ねて長時間露光で星空を撮る。
しかし赤道儀が無いので尽くブレた感じの写真になるな...
●仙台平野に広がる雲海と日の出
賽河原の辺りで、仙台平野を覆う雲海が明るくなってきた。既に雲の上だが登坂中なら半袖でも十分な気温。
雲海が出ていると日の出の時刻も修正が要るな。
見事な日の出。これで体内時計がリセットされる。
●駒草平~大黒天
駒草平のコマクサ。ロープで保護された領域に点々と生えている。
大黒天を越えればエコーラインの終わりは近い。
●快晴のエコーライン頂上。山形側へ下る
大鳥居から2時間45分かけてエコーライン頂上に到着。朝飯前に一山こえたが、今日のメインは南蔵王・不忘山林道。
30分くらい休憩して6時に山形方面へダウンヒル。
●上山で水分・食料補給
山形側のエコーライン登り口、上山まで降りてきた。
ここでボトルが割れていることに気付く。
ボトルに入ったクラック。蔵王~上山の気圧差で発覚して感心した。
1Lの大容量ボトル、5年以上使ったがさすがに寿命か。
これから先、約22kmの林道+無補給区間があるのでペットボトルを取り付け。
アラヤのボトルケージはペット併用でよかった。(干渉するので1本だけだが...)
残り1本はベルクロテープで固定。これで1.2L確保。
水が手に入ったところで上山を出発。
●県道263号の終点にある南蔵王林道へ行く
南蔵王林道は県道263号の終端から宮城県境に至る林道。国道13号から県道263号に乗り換えて、ひたすら進む。
気温は30℃に達しないくらいだが、陽射しがあるときつい。
自販機にいたアマガエル。
表面がセミグロスな感じだが水分足りてるのか?
県道236号は進むにつれて民家・自販機が少なくなって傾斜が出てくる。
●南蔵王林道:序盤は渓流沿いで比較的楽
県道263号の終点から始まる林道起点。通行注意のみで通り抜けには全く問題なし('20/7/24)。
タイヤ気圧3barにして出発。
序盤は渓流沿いで気持ちの良い道が続く。
傾斜はあれど県道263の勾配に比べれば楽に感じた。
序盤から中盤までは、まともに走れたな。
●南蔵王林道:林業の伐採地
ある程度進むと林業の伐採作業地に出る。
この伐採地を越えた先から道は走りづらくなった。
●南蔵王林道:終盤はふかふかな砂利に足をとられる
伐採地を越えたあたりで道の地盤というか、砂利の感じが変わった。踏み固められてない柔い土に軽い砂利が混じってる感じ。
ガレではないけどフカフカな砂利にタイヤをとられまくった。
空気圧を2.5barまで落としたが、ここなら40cは欲しいなと感じた。
道幅は一部崩落があり、軽トラがやっとの場所もあった。
左右から草が生えて緑のトンネル状態。
ここは20mくらい押し歩いた場所。
写真では何という事の無い道だが、何度走り出してもスタックで進まなかった。
トラクションに注意するとか以前に蟻地獄のようにタイヤが沈んでどうにもならなかった。
●南蔵王林道頂上:ここから先は不忘山林道
終盤は担ぐ&押したけど、南蔵王林道を登ったので頂上で一服。
約8kmで長くはないけど、中盤以降の軟弱地質はいやらしいと感じた。
ここから先、宮城側に続く道は不忘山林道になる。
●不忘山林道:色んな路面があって面白い
不忘山林道は南蔵王林道よりも荒れた場所もあれば整備された場所もある。頂上付近は結構ガレてるし荒れてる。
ある程度下ると林業作業用の道になる。
邪魔しないように通ろう。
七ヶ宿の硯石まで行けば不忘山林道は終わり。
枝葉・ガレ・砂利・ヌタ場を含むダウンヒルは面白かった。
次は不忘山林道を登ってみよう。
●七ヶ宿から小坂峠を越えて福島へ
不忘山林道で七ヶ宿に出て、そこから先は舗装路で福島へ向かった。七ヶ宿の牧草地とヤギ
福島市街を一望する小坂峠。
小坂というが、エコーライン&南蔵王からの峠は結構きつかった。
●飯坂温泉に入ってサイクリング終了
最後は福島の国見から飯坂温泉まで行った。
鯖湖湯を出ると雨。体力もなくなったので輪行で帰ることにした。
●跋文
今回の蔵王周遊サイクリングは県道12号のオンロードで宮城→山形へ入り、
南蔵王・不忘山林道のオフロードで山形→宮城に戻り、最後は福島へ行った。
蔵王山塊はオンでもオフでも楽しめると知った。
次は不忘山林道を登りに行こう。
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