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荒川センチュリーサイクリング



●序文

2020年3月7日、天候晴れ。
荒川の河口から川沿いに秩父までサイクリングに出た。
川の起点まで行く計画だったが、平坦に精神(+フレーム)が折れたので秩父まで。
それでもセンチュリーライドになった。荒川も長い。


●経路・行程概説


荒川の河口、葛西臨海公園から川沿いに秩父まで行くだけ。
概ね向かい風になるのと起伏のない道が精神にきた。
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  • [スタート] 東京・上野
  • [都道色々]~葛西臨海公園
  • [荒川沿い]~秩父
  • [ゴール] 埼玉・西武秩父駅
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  • 経路総長:161km
  • 累積登坂:700m
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    ●行程記録

    ●5:45 葛西臨海公園スタート

    荒川サイクリングロードは人が多いと聞いたので早朝に出発。
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    良し悪し含めて有名な荒サイだが日の出前はほぼ無人。


    ●首都高の直下、人工空間を行く

    小松川橋から首都高直下の管理道路に乗り換え。
    上下をコンクリートの無機空間に挟まれた道。
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    何というか、ディストピア感あふれるサイクリングだな。
    アーマードコア3をやりたくなった。

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    Windows98スクリーンセーバー
    分かった人はもう歳だ。時代なんだよ。
    上書き保存アイコンからフロッピー(死語)が消えつつあるこの頃。


    ●人工空間東京から自然あふれる彩の国へ

    東京と埼玉の緩衝地帯、赤羽を越えると景色は自然に還った。
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    菜の花が咲き乱れる荒川河川敷。
    昼前になるとサイクリングしている人もまばらにいた。


    ●願わくば花の下にて春死なん、原因不明の変速不良

    変速の調子が悪くなったので、寒桜の下で一時休憩。
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    さっきから踏力かけるとチェーンが強制トップに変わる。
    向かい風→ギア軽くして踏む→トップに落ちる→重いまま抗う
    このサイクルで脚が死んだ。

    ディレーラー・チェーンラインは狂ってないのに。妙だ?
    翌日、輪行する時にチェーンステー破断が発覚した。
    この時点でフレームは死んでいたようだ。


    ●再び菜の花の河川敷を進む

    序盤で脚が売り切れたので、のんびり河川敷を走った。
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    ひたすら続く平坦と向かい風に当てられて気分が荒んできた...
    予定していた荒川起点まで進むのは断念。
    秩父まで進んで一泊、翌日は三峰神社に計画変更。
    気分が重いときは楽な計画に変更すると軽くなる。


    ●荒川の上流地域、秩父を行く

    長瀞を越え、秩父鉄道沿いに秩父市街を目指す。
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    レトロな駅舎が多い秩父鉄道の駅
    街の雰囲気ものんびりしてくる。


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    荒川も上流、秩父まで来れば透明感溢れるな。
    昔は下流もこれくらい澄んでいたのだろう。
    祖父は隅田川で水泳の教練をやったという。
    今やったら胃腸炎になりそう...

    ●新旧秩父橋を渡って秩父市街へ入る

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    1931年製
    旧秩父橋を新秩父橋から眺める。

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    1985年製
    新秩父橋を旧秩父橋から眺める。
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    新旧の境界を流れる荒川
    もう日が暮れかかっているので荒川起点アタックの諦めがついた。
    160kmとは言え、えらく疲れたので橋のベンチで一時仮眠。
    その後、空いてそうな宿を探して秩父市内に投宿した。


    ●跋文

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    今回は荒川河口の葛西臨海公園から上流の秩父までサイクリングした。
    前半と中盤以降で人工物と牧歌的な河川敷のギャップが激しかった。
    自転車の調子が悪かった(寿命だった)ため、中盤以降はえらく消耗した。
    起点まで制覇してないが、荒川サイクリングは中々長い道のりだと感じた。
    次回は河口から起点まで一気に走ってみよう。