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私しゃ大島 御神火育ち 胸に煙は 絶えやせぬ



●序文

2020年2月1日、天候晴れ。
東京都の伊豆大島を周遊するサイクリングに出た。
伊豆七島の中でも最大の伊豆大島、外周は45km強。
内陸は標高758mの三原山と火山灰の裏砂漠が広がる。
今回は外周一周+火山見物で一日コースで巡った。

●伊豆大島アクセス方法

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ここでは大型客船で東京→大島への上陸方法を示す。
東海汽船の"さるびあ丸"で東京:夜22時→大島:翌6:00到着だった。
帰りは14:30発のため、島一周コースなら大型客船で一日往復も可能。
横浜~東京間は湾内信号規制によりダイヤ変動の可能性もある。
そのため、東京帰りは横浜港から輪行or自走の方が早かったりする。

※運賃・時刻は季節で変動するため、東海汽船のHP確認を推奨します。

●経路・行程概説


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  • スタート:岡田港
  • 県道208号~裏砂漠道路入り口
  • 月と砂漠ライン~裏砂漠駐車場
  • 遊歩道(車両禁止)~裏砂漠
  • 県道208号~波浮港
  • 県道208号~地層大切断面
  • 県道208号~元町
  • 県道207号~三原山駐車場
  • 遊歩道~三原山+外周一周
  • 県道207号~大島空港
  • ゴール:民宿三喜
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  • 経路総長:93km
  • 累積登坂:2,230m
※距離・登坂は徒歩含む
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●大型客船で伊豆大島へ上陸 6:00

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定刻通り、さるびあ丸は岡田に寄港。
輪行を解除して6時半くらいにスタート。


●岡田港から坂を越える。港の向こうに富士山

港から大島一周道路へ一坂越える。
港の向こうに相模湾、その向こうに富士山がくっきり見えた。
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日本映画のOPに出てきそうな絵面。
暖冬とはいえ、富士の高嶺に雪は降りつつ


●県道208号、伊豆大島一周線を行く

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県道208号に乗れば約45kmで伊豆大島を一周できる。
ヨウゴシ岬あたり、県道の大橋から沿岸部に旧道が見えた。


●県道208号から見えた旧道を攻める

橋上から荒れた道に見えたが通行止めの看板は無い旧道。
しかし、荒れレベルが凄まじかった。
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もはや藪漕ぎ、道は自分で開く状態。
ワイヤーカッター装備のジープでないと直進は無理。

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途中、舗装路面が見えると舞い上がったが、すぐに藪の壁になった。
これは火炎放射器が必要だ。諦めて県道に復帰。


●基本通り伊豆大島一周線を行く

やはりロードバイクには舗装路。
岡田から波浮まで、県道208号はそこそこのアップダウンがあった。
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沿道には伊豆大島の名物、椿が咲き乱れる。
2月終~3月初めは島で椿祭りが開催される。


●月と砂漠ラインから火山灰の裏砂漠を歩く

県道208号から裏砂漠へ行くため、”月と砂漠ライン”を登った。
砂漠ラインの駐車場から先は車両通行禁止となる。 _DUN1036
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序盤は森の遊歩道。

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森林区間を越えると荒涼とした火山灰の砂漠が広がる。
足場は黒々とした軽い砂で滑りやすい。

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国土地理院が国内で”砂漠”と呼称するのは、
この大島にある裏砂漠と奥山砂漠の二つだけ。(鳥取のは砂丘)
※降水量多い日本ゆえに本物の砂漠とは言えないらしい。

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だが現地の荒涼感は十分砂漠だと思う。
自転車で走るのも面白そうだが火山灰でメカの損耗が早まるな...


●裏砂漠から県道に戻る

裏砂漠を歩いた後、再び県道へ戻る。
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島の南側までくるとアップダウンは減る。


●波浮みはらし休憩所で一回休み

伊豆大島にコンビニは無いが、商店はある。
波浮の見晴らし台の対面にある休憩所に寄った。
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この休憩所でカップ麺を補充。
お湯は無料でもらえた。

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みはらし休憩所から見下ろす波浮の港。
昔はカルデラ湖で関東大震災(1703年ver)で海につながったという。
地図をも変える地震ってすごいな。


●差木地の海岸沿い(平坦路)を行く

波浮から差木地へ松林と芝の海岸沿いを進む。
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青森県道1号線を彷彿とさせる雰囲気。


●大島のバウムクーヘン・地層断面大切を見物

南端から西沿岸の始まりくらいにある地層断面。
150年前後に一回の大噴火で形成された層が100層重なる。
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(樹齢)=(150年/層)×(100層)=15,000年
焼き上がりに時間のかかるバウムクーヘン。

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バウムクーヘンは銀座”ねんりん家”がおいしい。


●元町で昼食後、三原山へ向かうも通行止め

地層断面を見物後は元町で昼食。 _DUN1130
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昼食後、三原山へ御神火スカイラインで登るも通行止め...


●県道207号で三原山駐車場へ

気を取り直してリルート。
県道207号・三原山登山道路を行く。
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馬の放牧地帯を越えれば三原山駐車場に至る。


●三原山遊歩道を歩く

14時過ぎ、少し遅いが三原山を目指して歩いた。
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標高は低いのでハイキング程度の登山。
遭難よりも不意の噴火が怖い。道はシェルターを完備。


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鳥居を越えれば外輪山の淵に出る。


●三原山のカルデラをお鉢参り

小一時間ほどで回れるカルデラの淵。
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一部遊歩道は煙るが、硫化ガスの匂いは無し。

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空は明るく地面が黒いので目の光量調整が忙しい。

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セピア調で撮ると西部劇っぽい雰囲気。

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火の落ちた火口を一望。

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ゴジラ岩
これから東京湾に潜って官邸に向かうのかな?


●三原山から大島空港方面へ下って一日終了

外輪山を一周後は登山道路を下って沿岸方面へ。
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大島空港の手前で道に迷ったりして日没が近づいた。
北端の海岸に出たあたりでちょうど日没。
ほぼ島内を巡れたので残りは民宿でダラダラ過ごした。

翌日はフェリー出発まで御神火温泉のプールで水泳。
泳ぐのは12年ぶりだったが体が浮いて感動した。
連続航続距離は75mが限界だった。
禁煙するか息継ぎを習得しよう。


●跋文

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今回は伊豆七島の一つ伊豆大島へサイクリングに出た。
周長約45km、自転車なら半日もかからない大きさだが、
裏砂漠や三原山を歩くと丸1日かかると感じた。
黒々とした砂漠地帯、三原山火口、巨大な地層断面など特異な景色をもつ。
ジオパーク見物が好きな人には特にお勧めできる島。