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会津マッターホルンの登頂に成功した。



●序文

2019年10月27日、天候雨→雨。
新潟の小出から福島の只見までサイクリングした。
加えて只見にある会津蒲生岳を軽登山した。

キャプチャ
※画像はgoogle map 3Dより切り抜き 会津蒲生岳は標高828mの低山。
その山容から会津のマッターホルンと呼ばれる。
低山ながら急坂・トラバース・鎖場を楽しめる。

●経路・行程概説



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  • スタート:JR小出駅
  • [輪] 国道252号~六十里越街道
  • [輪] 県道252号~只見町
  • [輪] 国道252号~会津蒲生駅
  • [歩] 会津蒲生駅⇆マッターホルン頂上
  • [輪] 県道252号~JR只見駅
  • ゴール:只見町
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  • [輪] 経路総長:75km
  • [輪] 累積登坂:960m
  • [歩] 経路総長:4.0km
  • [歩] 累積登坂:456m
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    【輪】JR小出駅、スタートから雨

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    当日は輪行で新潟の小出まで移動。
    出発早々、雨が降り出したが気にせずスタート。
    只見まで国道252号で淡々と進む。


    【輪】国道252号はスノーシェッドとトンネルの連続

    魚沼~会津を結ぶ国道252号。
    豪雪地帯の山間を抜けるため、トンネル・シェッドが多い。
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    六十里越え街道とも言われる国道252号、峠頂上で雨は止んだ。


    【輪】国道252号 六十里越街道で福島へ

    峠を越えれば福島県の只見町。
    先日の台風の影響か、今年の紅葉は少し色づきが悪い。
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    いや、例年より色づき悪いとは言え、やっぱり見事な景色。


    【輪】雨と雲で霞む紅葉

    峠の頂上から続くスノーシェッドをダウンヒル。
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    panorama
    シェッドの車窓から
    上野東京ラインの15両編成をはるかにしのぐ長さ。

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    天気は午後から明日にかけて好転の予報。
    予報通りの雲行きとなりそうで安心した。

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    暴れ川の只見川が見えれば只見市街は近い。
    熊鈴を忘れたので只見の道の駅っぽい店で現地調達。

    「山に登んの?」
    「このあたりは熊多いですか?」
    「今年は目撃多いよ、昨日も向こうの山にいたよ。」
    「うわあ...。」


    【輪→歩】会津蒲生駅から蒲生岳を登る

    只見駅の隣駅、会津蒲生駅(休業中※)に到着。
    ※豪雨による橋脚崩落で只見線は川口~只見で運転見合わせ状態。
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    自転車はここでいったん待機。
    蒲生岳を徒歩で登る。


    【歩】蒲生駅の踏切を越えると登山道

    只見線の踏切を越え、数十m直進、右手に登山道がある。
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    熊鈴をガンガン鳴らして登山開始。
    雨の後なので登山客は自分以外に1人だけだった。


    【歩】低くても急峻な会津蒲生岳

    蒲生岳の登りは初っ端からトバす感じ。
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    鎖・ロープはしっかり固定されているので下りの補助に使える。

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    独立峰っぽいので少し上るだけで良好な景色。

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    夫婦松で一回足を止めて休憩。
    久しぶりの登山でペースを上げすぎた。


    【歩】アスレチック場のような蒲生岳

    頂上手前でルート分岐。
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    登りは”けわしい道”、下りは”ゆるやかな道”を選択。

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    鎖付きのトラバース。
    足場写真で見るよりしっかりあるので、そんなに怖くない。
    落ちるとやばいけど。


    【歩】最初~最後まで急傾斜な蒲生岳

    トラバースや鎖場続きで最後まですべて急坂な蒲生岳。
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    夫婦松に次いで家族松もあった。
    蒲生岳は二世帯住宅だった?

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    家族松を過ぎれば頂上までもう少し。


    【歩】会津マッターホルン頂上

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    登山口から45分で会津蒲生岳の頂上に至った。

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    まさかマッターホルンを制覇できるとは思わなかった。

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    頂上には二荒山の祠があった。
    栃木の宇都宮、日光の男体山とつながっているのか。


    【歩】マッターホルンからの眺め

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    頂上からは只見川に沿う街並みがよく見える。

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    東西に流れる只見川がよく見える。
    10分ほど景色を眺めて下山開始。


    【歩】下山は慎重に、滑ると結構ヤバい

    下山は緩やかな道を選んだ。
    しかし”緩やか”ではなかったと思う。
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    昼前の雨で微妙にウェットなのでロープ併用でゆっくり降りる。
    滑って落ちると結構やばいことになる。


    【歩】地底への入り口? 「30mから下はわからない」

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    下山コースにあった風穴。
    地元の人が30m下まで入って調査したという。
    穴は大人一人がはまるくらいの大きさ。


    【歩】鼻毛通しのトンネル

    鼻毛通しというアーチ状の岩をくぐる。
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    アーチをくぐりぬけて生える松が鼻毛に見えたという。
    鼻毛は抜けたか、切られたのか今はない。


    【歩→輪】蒲生岳を下山、只見町に戻る

    ビビりながらだったので下りは1時間かかった。
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    下山後は自転車に乗り換えて只見駅方面へ戻った。


    【輪】JR只見駅ゴール

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    日暮れ前に只見駅到着。
    観光センターで翌日に登る朝日岳の情報を仕入れた。

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    明日の道中安全を祈願して神社に立ち寄り。
    日暮れ後、只見町の旅館に向かった。



    ●跋文

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    今回は新潟の小出から福島の只見までサイクリングに出た。
    連続した台風のためか、国道252号の紅葉は例年よりくすんでいた。
    会津蒲生岳は低山ながら急坂と鎖場を味わえる楽しい山だった。
    蒲生岳を登る際、装備は身軽な方がいいけど滑りにくい靴は必須と感じた。