奥日光から奥利根へ紅葉の道を走る
●序文
2018年11月3日、天候晴れ。栃木の日光から群馬の水上までサイクリングに出た。
標高1,000~1,200mの紅葉が見ごろだった。
●経路概説
【総距離】
125km
【累積標高】
2,900m
【最大標高差】
1,475m
- 東武線:下今市駅スタート
- 日光~金精峠~片品村 <国道120号>
- 片品村~尾瀬戸倉 <国道401号>
- 尾瀬戸倉~湯檜曽 <県道63号>
- 湯檜曽~土合 <国道291号>
- JR土合駅ゴール
●行程記録
●東武日光線 下今市駅スタート
小山から始発で下今市まで輪行。
今回はクロモリロードにフロント&サドルバッグ装備。
コース最高点、金精峠は標高1,800mを越える。
気温0度まで耐える防寒装備を用意した。
●日光いろは坂を登り中禅寺湖へ
下今市から日光、中禅寺湖に向けていろは坂を登る。いろは坂の紅葉は見ごろだった。
明知平の手前から渋滞が始まっていた。
●紅葉見頃の中禅寺湖を行く
いろは坂を上り、中禅寺湖の湖畔を進む。湖畔沿いの木々は綺麗に紅葉していた。
明るい色調のブナとカエデが湖面と空の青に映える。
湖畔沿いのグラベルをMTBで行くパーティがいた。
自分もMTBを乗れるよう修理しよう。
●戦場ヶ原を越えて金精道路へ
中禅寺湖から戦場ヶ原の平坦を進めば金精峠に至る。峠の登りは日光湯元から始まる。
金精道路の木々は全て落葉。
金精峠の路肩には雪が積もっていた。
標高1,600m以上は既に冬だった。
●金精峠を越え、片品村へ下りる
金精峠から丸沼高原、片品村へ下った。日陰の路肩は一部アイスバーンだったのでスピードは抑えた。
丸沼高原のカエデは見事な色づき。
片品村に下った後は尾瀬、奥利根へ向かう。
その前に、道の駅”尾瀬かたしな”で水・食べ物を補給。
片品名産のトマトは甘くて果物のようだった。
●県道63号、奥利根ゆけむり街道を行く
片品から尾瀬戸倉まで国道401号を登ったら、奥利根方面の県道63号に乗り換える。
県道63号の序盤は景色が開けなかったので淡々と進んだ。
鳩待峠or坤六峠の分岐から先、景色は少し開いてきた。
雲の切れ間から照らされる紅葉に感動した。
●坤六峠を越えて、水上へ下る
陽の傾き早い11月。15時に坤六峠の最高点に着いた。
後は水上に向かって下り基調の道。
交通量少ない夕暮れ時、紅葉の中を下る。
利根川源流、奥利根水源の森を越えていく。
渓流沿いは見事な紅葉で、陽が傾く前に来れば良かったと後悔。
日が暮れるころに湯檜曽に着いた。
明日は越後~飯田へ行くため、今日の内に越後湯沢まで行く。
水上から越後は谷川岳に分断されており、自転車で通れる道はない。
グーグルマップを見て、谷川岳の麓、土合という駅から輪行を決めた。
●秘境駅?JR土合駅から輪行ゴール
予備知識なしで向かった土合駅はいわゆる秘境駅だった。輪行袋を担いで駅に入り、目に入った看板を思わず二度見した。
「下り方面ホームまで徒歩10分」
「徒歩十分?駅構内で??」
青白い蛍光灯が不気味な通路。
これはあれだ、バイオハザードの世界だ。
通路のガラスを割ってゾンビが襲ってくるやつだ。
薄暗い通路を抜けると長い下り階段になった。
今度はアーマードコアのような世界観だ。
降り立ったところに敵ACが待ち構えているやつだ。
妄想から現実に降り立つと定刻通り電車が来た。
この辺鄙な駅から乗車客が10人以上いて驚いた。
地下70mのホームで携帯電波が使えることに驚いた。
土合から越後湯沢まで輪行して、
この日は越後湯沢の健康ランドに止まることにした。
●跋文
今回、日光から奥日光~奥利根を越えるサイクリングに出た。
金精峠と坤六峠の2つを越えたため、累積3,000m弱、
距離125kmにしては登坂多目の山岳コースになった。
秋の紅葉も良いが、夏に涼みに行くコースとしても良いだろうな。
ゴールに選んだ土合駅は特異な駅構造で感動した。
意図してなかったが、秘境駅をゴールに設定するのも楽しそう。
次は小和田駅を終点にルートを考えてみよう。
コメント