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JR只見線沿いに小出から会津までサイクリング



●序文

2017年10月28日、天候晴-曇。
JR只見線に沿って、新潟の小出から会津坂下までサイクリング。
深い山中を抜ける国道252号、広葉樹林が多い山肌の紅葉は見事だった。


●経路概説



【総距離】 129km
【累積標高】 1,552m
【最大標高差】 671m
【地形区分】 山岳
【道路状況】 交通量:並~少、路面:並~荒
【景観性】

  1. 新潟県、小出駅をスタート
  2. 国道252号で会津方面へ進む
  3. 福島県、会津坂下駅で輪行ゴール


●行程記録

●新潟県の小出市内を出発

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小出駅前の宿を9時前に出る。
昨日、国道352号を走った疲労から、寝坊が過ぎた。
市内のセブンイレブンで朝食と補給食を購入して出発。

●国道252号:六十里越え街道へ

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小出を出てすぐ、六十里越街道の登りが始まる。

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運行本数が少ない只見線。
シャッタースピード1/100ではブレるな。

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国道252号は豪雪地帯ゆえ、スノーシェッドが多い。


●只見線沿いを行く

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秘境路線と名高い只見線。
撮影スポットらしい場所には、撮り鉄が三脚を構えていた。

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この沿線の整備は費用がかさみそうだ。


●国道252号の紅葉

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真っ赤に染まる山肌。
曇り空はコントラストが安定するので色を残しやすい。


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背景は常に紅葉
スノーシェッドから覗く紅葉も面白い。


●六十里越トンネルを抜けて福島県へ

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600mほど登って福島県に入る。
残る会津への道は下り基調になる。

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田子倉湖まわりの紅葉も見頃。

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シルエット撮影
サドルバッグの取り付けを見直そう。

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久しぶりにペンタックスK3を持ち出した。
WB:日陰に設定でJPEG撮って出し。
実風景よりも赤味が強いけど、自分の好きな色で写真を残すのがベター。

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崖っぷちで一枚。

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昨日は銀山湖、今日は田子倉湖、連日のダム湖巡り

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会津若松まで残り100km

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田子倉湖で休憩

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只見方面へ下る


●叶津番所横で昼食休憩

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只見町内の手前、叶津番所。

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番所横にある食事処、ビストロ叶屋
今回のサイクリングの目的は、ここでガレットを食べることだった。

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ソバのガレット。見た目は茶封筒のよう。
中身は会津地鶏、地場野菜、チーズが詰まっている。

チーズと具材、生地の相性が抜群。これはおいしい。
相席のお客さんも「アレ下さい」と追加注文していた。

ガレットはフランス、ブルターニュ地方の郷土料理。
日本のソバに食べ飽きたら、海外でソバ巡りしてみよう。

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食後は国道に戻って会津方面に向かう。

●大塩の天然サイダーを飲む

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只見を越えたあたりの会津大塩。
ここは天然炭酸水が名物

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炭酸水の湧き場

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ボコボコ湧いている天然サイダーをヤカンで汲む
微炭酸だが、確かにサイダーと認識できる飲み味。
ミネラルウォーターとして昔から飲まれていたとか。


●金山~柳津町を行く

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2017年現在、JR只見線の只見-会津川口は不通。
原因は2011年の新潟・福島豪雨による橋梁流出。
不通区間には絶たれたままの線路施設が見える。

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会津川口駅を出る只見線
莫大な資金がかかるため、前線復旧は難しいようだ。
残る区間だけで行楽路線として走り続けられるだろうか。

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国道、只見線と並走する破間川(あぶるまがわ)

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道の駅”みしま宿”で日没。
ここで輪行ゴールを会津若松から会津坂下に変更決定。


●会津坂下から輪行

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終電まで45分あるので、ドライブイン坂下で夕食。

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桜焼肉定食を注文
予想以上のボリュームで嬉しくなった。
馬刺し定食よりも(たんぱく質/円)が高く、運動後に適する。
味付けが濃い目なのも塩分補給的に良い。

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終電の15分前に会津坂下に到着。
10分で輪行、5分前にホーム入り、定刻通りの列車に乗車。
栃木方面まで、東北本線を使わず、東武日光線経由で帰った。
乗車率が低いので、次回以降、栃木-会津方面の輪行はこちらを使おう。


●跋文

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昨年の晩夏にサイクリングした国道252号。
秘境路線、JR只見線に並行するため景色は文句なしの絶景。
紅葉シーズンは行楽客が増えるというが、道路が混雑することは無かった。
国道沿いでも、コンビニ等商店は少ないため、補給は現地調達ではなく持参が無難か。