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BRM909女川八戸の実走記録その五(ラスト)。



●序文

2017年9月9~10日、ランドヌール宮城(R宮城)主催の400ブルべに参加した。
本記事では、PC4久慈からGOAL八戸までの実走メモを記す。

【関連記事一覧】
  ●経路確認・装備検討
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  ●START女川~PC1登米
  ●PC1登米~PC2盛岡
  ●PC2盛岡~PC3二戸
  ●PC3二戸~PC4久慈
 →PC4久慈~PC5八戸(GOAL)
  ●GOAL~自宅
  ●反省編


●雷雲の急襲、ランドヌールの執念畏るべし

PC4出発から、小一時間は雨だった...
ロスト区間にしてこれかよ、と気分が沈む。

こんなこともあろうかと、3日前に購入した雨具をおろす。
作業用品店”プロの”で買ったクールレイン。
見た目はダサく、収納スペースを喰うが、性能は十分だった。
気が向いたら後でレビューしよう。

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夕立のような雨雲が東に抜けると、晴れ間が見えてきた。
西の空を見ると青空が広がっている。
「あとは晴れるじゃん!」
雨具は胴巻きにして、カバンに入れたカメラを出す。

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キューシートチェックのNo.69あたり
主要道から、海岸沿いの町道を行く場所を一度スルーしてしまった。
寄り道でサイコンの積算距離が狂ったので、ここでゼロにリセット。

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曇ったフィルター越しに太平洋を眺める。
雨で眼鏡が曇ったので、記憶の実風景と一致。


●果物補充@フレッシュマート「ニシヤマ」

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種市駅近くの果物屋。
ここで先行の参加者、Iさん(日本ブルべの始祖)に追いついた。
「ここの桃おいしいですよ!」
とお勧めされたので食べることにした。

桃は4つくらいの品種が揃い、全て1個単位で買える。
一番良いのを買って皮もろとも齧り付く、香りがよくサッパリした甘さ!

Iさんから、スモモ(太陽)を一個いただいた。
これも皮ごと齧ると、「甘いっ!」と口に出るほど糖度が高かった。
果物は、補給食のように残らない甘さなのでバクバクいける。


●残り者には晴れが来る

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1時間前の雨が嘘のように晴れてきた。
フィルターの曇りも乾燥する。

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11時前、ゴール地点の八戸市へ進入。
ゴールクローズは13時ジャスト。
あと2時間でブルべは終わりか、と思うと名残惜しい。
まだ完走してないけどな。


●雨雲一過の種差海岸

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県道1号を進むと牧場のような海岸に出た。
昔は馬が放牧されていたという、種差海岸。

種差海岸
少し歩いてみる。
芝生は昼寝したくなるような柔らかさ。

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くまなく歩いているとタイムアウトするので15分ほどでリスタート。

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出発前、岩に干しておいた雨具を回収。
よく乾いている、完璧だ。


●青森県道1号はパンチャールート

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県道1号はオーシャンビューの絶景ルート。
加えて、ひたすらアップダウンが続き、ほぼ平坦無し。
山岳に次いで自分好みのコースで感動した。

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道沿いの線路から電車の音が聞こえたのでカメラを向ける。
期せずしてTOHOKU EMOTION※を見ることができた。
 ※八戸-久慈間を走るレストラン列車


●第2フォトチェックの蕪島

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ゴール手前、通過証明の写真を蕪島へ撮りに行く。

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蕪島神社(かぶしまじんじゃ)
生まれてから四半世紀経って、ようやく”蕪”の読み方を知った。 到着と同時にIさんが入れ替わりで出発。
ここまでの道中、追いつけそう→写真を撮る→結局追いつけないままだった。

境内は再建中で参拝は仮社で行っていた。
・神社再建は震災の影響ではなく、震災後の漏電火災で焼失したという
・今の蕪島は道路で陸続きだが、ひと昔前は離島だったという
以上、8時間後の居酒屋で習った知識。


●港湾区域を越える

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通過証明の写真が取れたので、後はゴールに向かうのみ。
時刻は11時40分、残り時間は1時間20分。

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残りは市街地区間を12km。
信号を見込んで平均時速は15km/hくらい。

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写真を挟んで、ゴール見込みは12時30分。
30分の余裕があればパンクしても大丈夫だ。


●最後まで楽をさせないR宮城のコース

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八戸大橋の歩道を登る。
意外とこの登りがきつかった。

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最高地点で一息ついて休憩。
八戸は重工業が発達しているなあ、と港湾区域を眺める。


●ブービー賞でGOAL@八戸

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そして12時半、ゴールのPC5に到着。
ゴールに居合わせたスタッフから「早くない?」と言われる。
てっきり最後尾かと思いきや、ブービーだった。
そういえば4月の300ブルべも2番手(後ろから)だった。

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アンカーの名を守れなかったな。
RS8と、本ブルべで一回もシャッターを切ってないK3に謝る。

ゴールのPCでは、肉が食いたくなったので焼き鳥を購入。
店先で焼き鳥を食べながらぼーっとしていると、
R宮城のスタッフの会話が耳に入った。
累積X,000mとかロハ見とか
来年の600はすごいことになりそうだ。


今回の400km、前回走った鳥海山の山岳コースと違い、
平坦ところによってアップダウンのオールラウンドコースだった。

北上川の河口から源流をたどる、テーマはシンプルながら、
景色は変化に富み、多くの絶景を見ることができた。
主催のR宮城スタッフ、一緒に走った方々に感謝します。


以下蛇足

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前号 「二度寝の欲を越えて久慈へ」
蛇足 「全ては回復のため、飲んで食べて寝る@八戸」