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日本の道路最高点を行く。



●序文

2017年7月17日、天候晴れ。
長野県の松本市から、乗鞍高原へサイクリングに出た。
乗鞍を上るのは数年前に出たMt.ヒルクライム乗鞍以来、2度目。
レースも良いけど、景色が良すぎるので、サイクリングの方が良いと感じた。

●経路概説



【総距離】 108.8km
【累積標高】 2,409m
【最大標高差】 2,137m
【地形区分】 山岳
【道路状況】 交通量:並~少、路面:並
【景観性】

  1. 長野県、松本市をスタート、国道158号で乗鞍方面へ
  2. 梓湖から県道84号で乗鞍高原へ
  3. 登り登り登って登りの終わりに岐阜県
  4. 頂上:鶴ヶ池で休憩、周辺を散策
  5. 来た道をダウンヒル
  6. スイカ購入5kg増:新島々駅から輪行ゴール


●行程記録

●国道158号から県道84号へ

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この日は、松本市内を8時くらいに出発。
国道158号をしばらく行くと、Y字路分岐した珍しいトンネルに出る。
乗鞍の近道はトンネル右折。左折すると遠回りになる。

●乗鞍観光センター

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ここから本編
乗鞍のヒルクライムレースのスタートもここだった。
5年前、松本を朝1時半に出て出走した覚えがある。
レース中は既に眠気&疲労で困憊していた...
その後、レースではなくブルべに出るようになった。

●長野県道84号で乗鞍高原を行く

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朝は雲で覆われていた乗鞍の山々がくっきり見える。

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これから900mくらい登るけど、この時点で標高は1,800m
蔵王の最高点に箱根を乗っけるようなものか。
そう考えると乗鞍のスケールはヤバイ。

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ここで写真を撮ってる時、色・コンポ含めて同じアンカーRS8乗りに会った。

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ドッペルゲンガーを見たら死ぬというが、フレームが折れる事はなかった。
自転車がドッペル〇ャンガーでなくて良かった。

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位ヶ原山荘を越える

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山のワインディングロード
かつて日本軍のエンジン開発部隊が開拓した道路

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昔は、飛行機の吸気能力を鍛えにトラックが往来。
今は、自転車で心肺能力を鍛えにサイクリストが往来。
日本は平和になった

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今日の服装はジオラインのアンダーと反射ベスト。
通気・速乾性に優れ、直射日光を遮るクールメッシュ。
長袖だが、晴れた日は半袖よりも涼しく、日焼けによる体力消耗を減らせる。

●夏場に見る乗鞍高原の残雪

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7月中旬でも雪壁が残っている。

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雪解け水でクールダウン
夏場にシマノのサンダルSPDシューズは最高。
【利点】最高の通気性、荷物から靴下が減る
【欠点】最低の防御力、日焼けが足甲に残る

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白い雲と雪原
サングラスを外せば白内障まっしぐら

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7月に残るゲレンデは、狂気の月山だけではなかった。

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スプーンカット
蓮コラに通じるものがある。

●ゴールは長野-岐阜県境

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ようやくゴールが見えてきた。
乗鞍高原の登りは長い。渋峠に次いで長く楽しめる。

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岐阜県に入った。
たびたび手書きで変換ミスを生じる岐阜と鳥取。

●鶴ヶ池周辺を歩く

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ひとまず県境を下って駐車場へ行く。

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標高2,700mの鶴ヶ池

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天空の駐車場

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駐車場から一番近い魔王岳を歩く

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魔王岳から見る鶴ヶ池

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岩に目を置いて遊ぶ

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文字通り、雲が近い

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見頃のコマクサ
蔵王のコマクサよりも赤味が強い

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剣が峰を歩く

●歩き疲れたので松本方面へダウンヒル

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鶴ヶ池周辺を歩き回って疲れたので下山する。

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2,000m以上の高低差を一気に下る。
体質なのか、およそ1,000mを下ると耳がボワつくので耳抜きをする。
姉はダイビングで耳抜きを身に着けたというが、
自分はダウンヒルを繰り返している内に、耳抜きができるようになった。
舌の奥で軟口蓋を押し上げるイメージ (これは伝わらないな...)

●新島々から輪行で帰宅

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新島々駅の近くにスイカが売られていたので実家土産に一つ購入。
松本まで、腹に抱えて行くつもりが、スイカの慣性が予想以上に大きい。
身が詰まったスイカを割るのはもったいないので、新島々に引き返して輪行。
左肩に自転車、右肩にスイカ、支点役は苦しかったが、割らずに家に持ち帰った。

●跋文

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2度目となる乗鞍高原へのサイクリング。
松本からだと2,000m以上登れるのでヒルクライム好きにはたまらない。
景色の凄さは説明不要、とりあえず行けば感動できる。
次回は上高地に寄ったり、高山から登ったり下ったりしよう。