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BRM722宇都宮600km新潟の出走計画をまとめる。



【序文】

2017年7月22日開催の600kmブルべ、宇都宮600km新潟に参加する。
これまでに出たブルべはランドヌール宮城主催のものばかりだった。
宮城から栃木に移り住んで一年、今回は河岸を変えてAJ宇都宮ブルべに出る。

【関連記事一覧】
○経路・計画編
装備検討編
実走記録(DNF):START~PC1
実走記録(DNF):PC1~PC2
実走記録(DNF):PC2~PC3
実走記録(DNF):PC3~PC4
実走記録(DNF):PC4~DNF
反省編

本記事ではコースの確認、走行時間の検討についてまとめる。

【経路検討】

まずはコースを見る。宇都宮主催なのにコード名は新潟。
600kmも走れば県境越えなど当たり前か。
今回は栃木→福島→新潟→福島→栃木と3県を周遊する。

ルートラボによると、総距離:606.7km、累積標高:7,656mのコース。
去年出た宮城600ブルべは、主催曰くフラットで累積7,499mのコースだった。
僅か2%多く登れば良いだけならば、今回のブルべもフラットか。
そう思ってAJ宇都宮の解説を見ると、

「あまりのコースの厳しさに主催者も二の足を踏んでいた」
 AJ宇都宮HPの解説より
そして試走スタッフは壊滅する...

これを見て、自分はランドヌール宮城に騙されていたと悟った。
だが恨みはない。むしろ良い意味で訓練されたと感謝さえしている。
そしてAJ宇都宮は詐欺ではない、信頼できる主催団体だと実感した。
AJ宇都宮が公開している序盤、中盤、終盤のルートは以下の通り。

●序盤:始めからハイライト

【総距離】 215.7km
【累積標高】 3,466m
【最大標高差】 1,427m
【地形区分】 山岳
【走破難度】 HARD(道)

数値的に「もう、これで十分じゃないかな。」と言える山岳コース。
初めの宇都宮~日光~会津高原まで、国道121号は緩斜なので苦も無く行けるはず。

続く国道352号は、走ったことないけど強烈な高低差はない。
高低図から奥只見あたりは、登り下りの繰り返しが目立つ。
特に150km地点からペースの乱れに注意が必要か。
また、山塊の352号は、補給ポイントが少なそうなので飲食物は貯め込んで行こう。

先日の新潟・福島豪雨で国道352号の一部が土砂通行止めになったが7/18の朝に解除された。
出走日、大雨警報が出たら潔くDNFしよう。というか天候によっては中止されるのかな?


●中盤:平坦路は真ん中にあり

【総距離】 229.4km
【累積標高】 2,423m
【最大標高差】 555m
【地形区分】 丘陵→平坦→丘陵
【走破難度】 NORMAL(道)+疲労度+睡魔=EXTREAM

中盤戦はフラットのお出まし。(詐欺的発言)
新潟の小出から日本海に抜けるまで丘陵コース。
日本海沿岸に出れば100kmほど平坦路が続く。
ここで脚を休めるか、時間を稼ぐかは体調次第。

新潟市から先、阿賀野川を遡上して喜多方へ向かうと道は再び丘陵に。
遠目に見れば高低図は平坦だが、230kmで2,400m登る。
訓練された人はこれをフラットという。

午前2時スタートでover300kmが新潟市内、おそらく到着は21時過ぎ。
仮眠をとるならば新潟市内のスーパー銭湯、快活クラブが狙い目か。
ホンマ健康ランド(コース少し離れる)
女池湯ったり苑(0:00まで)
松崎湯ったり苑(0:00まで)


●終盤:消化試合のセンチュリーライド

【総距離】 161.6km
【累積標高】 1,767m
【最大標高差】 688m
【地形区分】 山岳
【走破難度】 NORMAL(道)+極限疲労=SATORI

終盤は距離160kmのセンチュリーライド。
大内宿へ時空の路クライムから会津を越えて、栃木に入れば下り基調の消化試合。
7月中旬の暑さに消化器官をやられないよう、最後まで胃腸を維持するのが完走の肝。
喜多方の朝ラーメンで塩分+炭水化物を補充しよう。時刻的に馬刺しは諦めるか。
奥日光の国道121号沿いは温泉が多い。たぶん無いけど余裕あれば浸かろう。


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累積標高7,500m越えが目立つ今回のブルべ。
標高差は最大でも1,500m以下なので、大味の峠と一騎打ちはない。
小粒の峠が乱立するほどペースを乱しやすく、体力を消耗するのでいやらしいと思う。
個人的に思う完走の鍵として、
・細かいアップダウンでペースを乱さず巡行を維持すること。
・夏の気温と天候の変化に対応する装備を用意すること。
・暑くても雨に打たれても飲む・食うの補給を怠らないこと。 この三つを意識しよう。


【走行計画】

前回の300kmブルべで作ったエクセルシートで実走時間を推定。
天候、気温、地形、昼夜、疲労、体調など、状況は色々変わるのであくまで目安。
10km区間ごとに、どのくらいのペースで行けるか予想して以下のようになった。

BRM722_front
まず前半から。雨が降った時を考えて、下りの巡行も20km/hで想定。
それでも各PCクローズにはギリギリで間に合いそうな見込み。
ライトは日没前後もフル稼働させるとして、14時間。予備電源は一組必須。
今回、土日の晩は月齢的に月明りはあてにできない。

BRM722_rear
後半戦。残機があれば走ろうくらいに考えている。
新潟のPC4を通過したら、スーパー銭湯か快活クラブに直行で2時間は寝よう。
寝過ごしたらDNFだな
喜多方で朝ラーメンするかは余裕を見ながら決めるべきか。
予想走破時間は39時間13分と出たが、もし完走できても39時間台は確実。
自転車がアンカーなので名の通り最終走者を目指そう。



【跋文】

1年ぶりとなる600kmブルべ。
去年と違って、フルカーボンを新調したので、当初は完走できるだろうと踏んでいた。
しかし、AJ宇都宮スタッフが試走で壊滅の報を聞き、このブルべは甘くないと悟った。
多くの山岳ブルべを主催する屈強のスタッフがDNFするくらいだ。
自分が完走できる率は相当に低いだろう。

だがエントリしたからには走れる範囲でコースを隅々まで味わうことにしよう。
主催が”DNFのすすめ”を出すほどだ、DNFの理由はいかようにも言い訳できる。
未踏の樹海ラインがどんな景色なのか、自分の体力の限界がどこまでか、
600kmの長い道中、見られるだけ見てみよう。