DSCF6034
大江山、いく野の道の遠ければ、まだ踏みも見ず天橋立



●序文

2017年2月25日、天候晴後曇り。
短期間だが、北陸地方に滞在していたので、京丹後へサイクリングに出た。
目的地は、日本三景の一つ、天橋立。砂州が内湾に伸びて桟橋になっている奇観。
天橋立に行くのは2度目となるが、前回は砂州を渡るだけで、全容を見ていなかった。
今回は、展望台のある笠松公園に行くことにして、舞鶴から天橋立を目指した。

●経路概説



【総距離】 75km
【累積標高】 508m
【最大標高差】 132m
【地形区分】 平坦
【道路状況】 交通量:並、路面:並
【景観性】

東舞鶴駅を出て、日本海沿いに西へ進む単純な経路。
基本的に平坦で、交通量も関東の主要道に比べると少なく走りやすい。
ただし、府道605号は、整備放棄された如く特級の酷道状態だった(2017年2月時点)。

●行程記録

 

・北陸のローカル線で輪行

DSCF5801
始発の北陸本線、小浜線を乗り継いで舞鶴まで輪行。
福井の内陸は雪だったが、沿岸部の路面はドライ。

8時ごろ、東舞鶴に到着。
本日のサイクリングは、京都府の舞鶴からスタート。

 

・赤れんが倉庫@京都舞鶴

DSCF5851
出発早々、赤れんがパークに寄り道。
カッチリ積まれた煉瓦は今でも重厚な雰囲気。

DSCF5857
大戦中は、旧海軍の弾薬庫だったようだ。
今も昔も場内禁煙。

 

・イージス艦@舞鶴

DSCF5908
”大和がふたつおる”
今まで見た船の基地は、舞鶴や呉、横須賀くらいか。
いずれも入り組んだ内湾にあるので、地形の雰囲気が似ている。

DSCF5880
護衛艦とツーショット。
船酔いしなければ船旅も良いな。

 

・日本海側は長閑な京都

DSCF5948_2
寺が密集する”いわゆる”京都もいいけど、日本海側も長閑で良い雰囲気。

DSCF5960
京都の中心部は人垣で走りづらいが、沿岸部は倒木で走りづらい。
※これはまだ良いほうです。

DSCF5976
海水浴できそうな陽気。
しかし、沖縄すら海開きしてない。まだ春か。

 

・天橋立を渡る

DSCF5985
日本三景の一つ、天橋立。
内湾に伸びる天然の桟橋(砂州)が、天に伸びるように見えるという。

DSCF5989
知恵の輪に乗る鳥
三人寄れば文殊の知恵に由来する寺がこの横にある。

DSCF5998
天橋立を歩く

DSCF6002
日本三景は、宮城の松島、京都の天橋立、広島の厳島。
いずれも海にある。

DSCF6027
厳島は、子供の時、潮干狩りした覚えがある。
松島は、成年の時、コンビニ行く感じで、足繁く通った。
天橋立は、二度目なので新鮮味がある。

 

・笠松公園から天橋立を見る

DSCF6046
前回、天橋立に来たときは、砂州を渡るだけだった。
今回は上から見下ろすべく展望台へ行く。
展望台へケーブルカーがつながっているけど、その横には道がつながっている。
じゃあ、歩きます。

DSCF6051
天橋立@笠松公園
いわゆる日本三景の一つ。天気のせいか、何か微妙...
とりあえず、天橋立を俯瞰する目的を果たした。
日が陰って、寒くなったので、早々降りる。
次は快晴の日に来よう。

翌日は、丹後半島を一周する予定なので、本日は京丹後で一泊。
天橋立の土産街で、豆イカとヒイラギの干物を購入。
10杯の豆イカは、一晩の一杯でことごとく消えた。
無数のヒイラギは実家への土産に消えた。

●跋文

DSCF6062
今回、京都の日本海側、天橋立を目指して、舞鶴からサイクリングに出た。
舞鶴の旧海軍跡地、自衛隊基地で寄り道したり、酷道に迷いこんだりした。

昼過ぎには、天橋立を踏み渡り、笠松公園から橋立の全容を眺めた。
笠松公園では、天気に恵まれなかったが、これで晴天時に再訪する目的ができた。

京都の日本海側は長閑な感じで、ゆったりサイクリングできるのが良い。
沿岸沿いは魚を中心に食べ物がおいしく、自然・人工物ともに見どころが多い。