RS8
描いてみた by Excel 2016



●序文

マイクロソフトの表計算ソフト”エクセル”。
計算、グラフ作成ツールとして、非常に有能な機能を有する。
研究やビジネスユースで欠かせない存在だが、
個人でも家計簿、予定表の作成などに使えて、何かと便利な存在。

5月の大型連休に向け、長期サイクリングの計画を作ろうとしていた。
グーグルマップとエクセルを開いて距離や時間を考えている合間に、
図形の描画で遊んでいたら、いつの間にやら自転車の絵ができた。
以下、描いたものまとめ。

●エクセルで描いたもの

105
105のセット
シマノのHPからスクショした画像をもとに、直線および曲線をトレス。
微妙に形状違うけど、細かい所はいいんだよ、エクセルだもの。

6800
アルテグラ6800ホイール
手前味噌だが、遠目に見れば写真と大差ないはず
一番左が写真、右が絵

BR
デュアルピボット化された105-5800のブレーキアーチ

brl
こちらは左右ブレーキアーチの動き。
多分、こんな感じで動いているんじゃないですかね。
改めて思う、コピペの偉大さ
※注)正しい図になっているのか、自信ないです。

DSCF5720
自転車の元絵となった写真

RS8
写真をトレスするとこうなる。

layer
複数のパーツから構成される自転車を描く場合、
パーツ毎に、レイヤー化すると、修正するとき乱雑にならない。
レイヤーの組み合わせは、機体をアセンブルしている感じで面白い。

file
例えば、「ホイール変えたいな」って時に、ホイールレイヤーのみ入れ替えて使ったり。
フレームやバーテープの色を変えたり、サドルバッグを追加したりとか、
サイクリングの装備を考えるにも良いね。

●エクセルを使って絵を描くには

beji
エクセルは、マウス操作を前提としたソフトなので、図形を組み合わせるのが手っ取り早い。
”挿入タブ”の”図形”を選択すると、基本的な多角形、円などが任意の比率・サイズで出せる。
これら”図形”を組み合わせて絵を描いていく。

beji2
上のSTIレバーも計7個の図形から成り立っている。
レバーの複雑形状は、自由図形で適当な形をつくっておいて、
右クリック”頂点の編集”で曲率を接線に沿って調整する。

「絵を描いているわけじゃないじゃん」、と言われればその通り。
根気が必要なだけでデッサン力はまったくもって必要ない。
しかし、物体を図形群に見立てる作業は、デッサンの始め大枠を描く作業に通じると思う。
加えてベジエ曲線というのだろうか?頂点の編集を使いこなせれば、あらゆる図を描画できる。

●跋文

KABUKI
”知らざあ、言って聞かせやしょう”
アンカーRS8歌舞伎風
レーシングレッドは、感じがいかにも歌舞伎っぽい。

サイクリングの計画表を作るはずが、大幅に脱線して絵描きに没頭してしまった。
計画表は来月中に作ろう。もう少しお持ちください。
今回の絵を描いてみて、エクセルでもリアルな絵が描けると感動した。
表計算機能が真横にあるので、パーツの組み合わせで重量計算したりとか、
使い方次第で、拡張的な使い方もできるだろう。

絵を描くのも面白いなあ、と再認したが2次元では、投影視点を描くのが面倒なので、
ゆくゆくは、3DCGソフトを使って自転車をモデリングしてみよう。
今はblenderという、フリーの3Dモデリングソフトをインストールして勉強中。
自転車はアウトドア趣味だけど、楽しみようによってはインドアでも楽しめるな。
平日、休日ともに目を酷使したので、今日はこれぎり。