DSCF0956_R
蔵王エコーラインへサイクリング



●序文

2016年7月19日,天候晴天。宮城県は仙台市から,蔵王エコーラインを越えて,山形県は上山温泉までサイクリング。

●経路概説


仙台駅前から国道286号で西へ移動。釜房湖を越えて,川崎町へ。
次いで,国道457号に乗り換え。エコーラインの手前で準備運動を兼ねて青根温泉を経由。
メインの県道12号の蔵王エコーラインに合流。大鳥居から峠まで標高差1,200mを登る。
最後は,山形県へと下り,上山温泉まで移動。温泉につかって輪行で栃木まで帰宅。

●行程記録

 

・仙台市を抜ける

DSCF0891_R
仙台市街と広瀬川

DSCF0892_R
まつもとサイクル@西多賀
店がトリコロールカラーになってる!?この小さな工房は,アムーナブランドでフルオーダーフレームを製作。
自分の乗っているフレームはここで生まれた。今年は,600km完走しましたよ。

DSCF0894_R
西へと進む。なんだか山の上は雨っぽいな...

 

・青根温泉を経由

DSCF0902_R
仙台市からエコーラインを行く場合,登りが始まる大鳥居前に行くのに,すずらん峠か青根温泉の登りを経由しないと行けない。大河原から遠刈田温泉から登るルートもあるけど少し道が長くなる。

DSCF0903_R
青根温泉のじゃっぽの湯前で自販機休憩。その後,大鳥居まで150mほど下る。
そう,せっかく登ったのに,一旦下る。

 

・蔵王エコーラインを登る

DSCF0905_R
大鳥居前に到着。ここから本編

DSCF0907_R
滝見台まで,森林に囲まれた道。斜度はなかなかにえげつない。
それにしても,
 「なんだか今日は,異様に体が重い...」
調子が悪いのか?と思ったが,一昨日走った600kmブルべの疲労が残っているのだろう。

DSCF0909_R
滝見台に到着。ここで標高700mくらい。
行く先の道は雲の中にある。運が良ければ,峠の頂上は雲を越えて晴れているはず。

DSCF0912_R
下界(仙台市)方面はくっきり見える。

DSCF0913_R
Tricolor

DSCF0920_R
不動尊

DSCF0924_R
定常円

DSCF0927_R
それにしても,予報では土曜日から火曜日まで曇or雨だったのに,見事に晴れた。
ジンクスじゃないけど,傘模様の手拭持ってきたからかな。

DSCF0929_R
!?
見晴台食堂の後ろの雲。写真を撮った時には崩れかけたけど,直前まで見事な人の横顔になってたな。蔵王に磔されたガリバーのようだった。

DSCF0930_R
スウィフトのガリバー旅行記は少し読んだけど,厭世的な書き方で好みじゃない。

DSCF0933_R
DSCF0935_R
 

・雲と合流,天候コロコロ変わる

コマクサ平を越えたあたりで雲と合流。いきなり雨になったり晴れたりの繰り返しになった。
DSCF0936_R
DSCF0941_R
コマクサ

DSCF0944_R
DSCF0949_R
DSCF0951_R
古いスーパー銭湯のシャワーみたく,雨は降ったり止んだり。
風が強いので,雨に濡れてもすぐに乾く。

 

・山形県へ下る

帰りの終電(鈍行)時刻が迫っているので,遠刈田の山頂はスルー。

DSCF0973_R
標高1,600mの道路
6月にハマった志賀高原・渋峠の道路もいいけど,やはり蔵王もいいぞ!

DSCF0968_R
DSCF0965_R
DSCF0964_R
DSCF0976_R


 

・上山温泉から輪行

当初,百目鬼温泉に行って山形から輪行を考えていたが,きまぐれで上山温泉に入って行くことにした。

DSCF0977_R
上山城の近くある公衆浴場
入ろうと思い,券売機で入浴券を買おうとしたら横に”洗髪券”の表示。
何だこれは?

 自分 「髪を洗うならこれも要るんですか?」
 番頭 「いるよ」
 自分 「じゃあ買います」
 番頭 「はい,じゃあコレ
 自分 「どうも。 ...っ???

渡されたのは①石鹸,②洗髪券のプラボード,③蛇口のノブ

浴室を見ると,壁にある蛇口にはノブがついてない。
なるほど,そういうシステムか。と納得。このやりとりで余所者ってことがバレるな。

体を洗って湯船につかると,かなり熱い。地元民?と思われる人も結構耐えてるなって感じで浸かっている。銭湯っぽい壁絵には蔵王のお釜の絵。それを見ながら30秒ほど浸かって,茹蛸になる前に上がった。

湯上りに番頭さんが温度表示を見て「あ,温度高すぎだわ!」と急いで水を加えていた。普段はもう少し温かったのかな。

DSCF0982_R
湯上り後は上山城の外観だけ見物

あとは輪行するだけだな,と思って自転車で駅まで行こうとすると,後輪スローパンク。
ブルべとサイクリングを走り切ってからパンクするとは,空気を読んだ偉いチューブだ。
輪行で分解したときに直そうと決めて,上山駅まで押し歩き。

●跋文

DSCF0987_R
仙台から西へ,蔵王エコーラインを越えて上山温泉まで行った今回のサイクリング。エコーラインの頂上付近では雨雲と合流したけど,概ね晴れて,高原道路の雰囲気を存分に味わえた。

今回は600kmブルべの2日後で,人輪ともにボロボロの状態だったが,どうにか上山まで辿りついた。ブルべで牡鹿半島を抜ける途中でリムをゆがませたけど,歪んだホイールでのダウンヒルはするもんじゃないなあ,と実感。

今まで,2万kmくらいシマノWH31というホイールを使っていたが,後日WH6800に交換。約300g重量が減っただけあって漕ぎだしが軽く,登りが軽い,気がする

試走ついでに日光いろは坂を登って,「汗をかかずに山を登れる!」と感動したが,実際には風邪をひいているだけだった。やはり機材に頼るよりも体を鍛えるほうが効果的か。